J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』でROSÉ & Bruno Marsの『APT.』が3週連続1位を獲得した。
このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのデータをポイント計算。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは11月17日(日)付のチャートを紹介!
10位:Underworld『Techno Shinkansen』
先々週の初登場25位から先週14位、今週は10位とエントリー3週目でトップ10入りを果たした。日本の新幹線から見る景色を使った、スピード感あふれるミュージックビデオも話題の『Techno Shinkansen』。新幹線といえば東海道新幹線と山陽新幹線の線路や設備を検査する車両「ドクターイエロー」。「新幹線のお医者さん」と言われ、夜でも目立つように車体が黄色く塗られている。10日に1回ほど、東京博多間を走行しているため、なかなか走っている姿を目にすることはないが「見かけた人には幸せが訪れる」とも言われている。
9位:大石晴子『サテンの月』
9位は『TOKIO HOT 100』初お目見えとなるシンガーソングライター大石晴子の『サテンの月』が、100曲中もっとも高いポジションに初登場した「High Power Debut」曲となった。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が若手ミュージシャンの育成を目的に設立した音楽賞「APPLE VINEGAR - Music Award」で2023年に特別賞を受賞したのが大石。大阪生まれ横浜育ち、中学校のころGRAPEVINEにはまり、音楽を聴くようになったという。大学ではソウルミュージックサークルに入り、The Isley BrothersやCorinne Bailey Raeなどの音楽と出会い、なかでもMinnie Ripertonの楽曲『Memory Lane』には号泣するほど衝撃を受けたそう。『サテンの月』は大石にとって2年ぶりにリリースされた楽曲となる。
8位:King Gnu『ねっこ』
先週から2ポイントダウンで8位に。番組ではリスナーがアーティストに関するクイズに答える「逆電バスター」を実施。問題は曲名にちなんだ「根っこクイズ」で「私たちが食べている野菜で次に挙げる3つのうち、ずばり根っこはどれでしょうか?」。選択肢は「サトイモ」「ジャガイモ」「サツマイモ」で、正解は「サツマイモ」。サトイモとジャガイモは、茎が肥大した「塊茎(かいけい)」と呼ばれる部分となる。
7位:Aespa『Whiplash』
先々週は初登場8位だったが先週は29位、そこから7位に一気にカムバックした。タイトルの『Whiplash』は直訳すると「むち打ち」。聴いた人の耳と記憶に残るようにむちで打ったような衝撃を与えるという、メンバーの強いメッセージが込められた1曲だ。ミュージックビデオも全員黒の衣装を身にまとい、ハードでクールな印象となっている。Aespaの世界観から誕生したバーチャルアーティストnaevisが参加する音楽体験ミュージアム「MUUUSE」が虎ノ門ヒルズで開催中だ。詳細はJ-WAVEのホームページをチェック。
6位:BE:FIRST『Sailing』
先週40位初登場から36ポイントの特大ジャンプアップでトップ10入りを果たした。BE:FIRSTも所属しているBMSG。所属アーティスト全員参加のスポーツイベント「THE GAME CENTER」が、11月26日に東京ドームで開催される。DAY GAMEとNIGHT GAMEの2部制で、所属アーティストたちがそれぞれRED PIXELS、BLUE SHOOTERS、GREEN ADVENTURES、YELLOW ARCADESの4チームに選抜されており、競技種目の内容はイラストで発表されている。
5位:XG『IYKYK』
1位をゲットしたあと、2週連続2位をキープしていたがトップ返り咲きならず、今週は5位に。現在XGは大規模なワールドツアー中で、アジア公演では12万人、北米公演では5万人を動員した。そしていよいよ現地時間の11月18日からヨーロッパがスタート。イギリスマンチェスターを皮切りに全7都市を回る。各会場のキャパシティを調べてみると、最初の「O2 Victoria Warehouse」が規模としては一番小さめでおよそ3500人。翌日のロンドン公演はおよそ1万2500人収容の「Wembley Arena」。各会場のキャパを足していくとほぼ5万人という、かなり大きな箱での海外ツアーに挑んでいる。
4位:Wallice『Heaven Has To Happen』
エントリー2週目にしてトップ5入りを果たした。アメリカロサンゼルス出身、日米ハーフのシンガーソングライターWallice。父親は日本人で東京生まれ、母親はアメリカ人だがWalliceが生まれる前に日本に数年間住んでいたことがあるそうで、Walliceも日本の文化の影響を受けて育ったそう。しかしインタビューで明かしているところによると、父親とは一緒に暮らしていなかったので日本の親戚にはあまり会ったことがなく、大人になるにつれて日本語に触れる機会も少なくなってしまったそう。2022年にはそんな近くて遠い日本への想いを込めた『Japan』という曲をリリース。同曲には日本語バージョンもあり、ミュージックビデオも日本で撮影した。Walliceの本名はWallice Hana Watanabeで、Hanaは日本名でWalliceはかつてイギリスの国王だったエドワード8世が恋に落ち王位を捨てることになったアメリカ人女性、Wallis Simpsonにちなんで名づけられたそう。
3位:KREVA『Forever Student』
先週17位に初登場したKREVAが3位にジャンプアップ。KREVAは10月から新番組『PILOT THE ORIGINAL』のナビゲーターを担当中。常に新しいことに挑戦し続けるKREVAだが「人間の手から生まれるもの」をテーマに毎週独自の道を歩み続けているゲストを招きインタビューしている。最新の放送では先週に引き続き歌人の岡野大嗣をゲストに迎えていた。毎回対談の最後にはゲストに手書きでメッセージを書いてもらい、番組のInstagramで紹介している。KREVA自身、頭に思い浮かんだことを毎朝ノートに書き留めているそうで、それがクリエイティブの大きな源になっているそう。
2位:Lady Gaga『Disease』
現在公開中の映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に出演中のGaga。女優としてもアカデミー賞にノミネートされるなど高く評価されている。Netflixのドラマ『ウェンズデー』シーズン2への出演が決定。『アダムス・ファミリー』のキャラクターであるウェンズデーを主人公にしたドラマで、2022年に配信されたシーズン1は世界中で大ヒットした。その続編となるシーズン2は、前作同様Tim Bartonが監督として参加すると伝えられており、期待大だ。ウェンズデー役のJenna Ortegaとともにすでにアイルランドで撮影に入っているという。
1位:ROSÉ & Bruno Mars『APT.』
見事3連覇達成。先週J-WAVEも加盟するJFL5局、J-WAVE、FM NORTH WAVE、ZIP-FM、FM802、CROSS FMすべてのチャートでナンバーワンをゲットする快挙を達成。そんな日本列島も席巻中の『APT.』だが「『TOKIO HOT 100』のスタッフが『アパハラ』にあった」という報告が。深夜まで続いた作業に疲れて、明け方初めて食事に出かけたADたち。冷たい雨が降るなか渋谷に移動し、空いていた中華料理屋に入った。お腹を満たして話し込んでいると、酒に酔った様子の男女3人が入店。特に音楽もかかっておらず静かな店内だったが、しばらくするとそのグループがスマホを使い爆音で音楽をかけ始めた。そこで流れてきたのが『APT.』で、曲に合わせて替え歌を合唱。疲れ切った体と頭に響く『APT.』を聴きながら、『APT.』旋風を肌で感じた明け方5時の渋谷だったそう。
1位:ROSÉ & Bruno Mars『APT.』
2位:Lady Gaga『Disease』
3位:KREVA『Forever Student』
4位:Wallice『Heaven Has To Happen』
5位:XG『IYKYK』
6位:BE:FIRST『Sailing』
7位:Aespa『Whiplash』
8位:King Gnu『ねっこ』
9位:大石晴子『サテンの月』
10位:Underworld『Techno Shinkansen』
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
番組情報
SAISON CARD TOKIO HOT 100
毎週日曜
13:00-16:54
クリス・ペプラー
オフィシャルサイト