ファンデーションを塗るときに、おそらく多くの人が使っている“スポンジ(化粧用パフ)”。こまめに洗っていますか? ぶっちゃけ数週間~数ヶ月洗っていない「スポンジを洗う習慣がない民」もいるのではないでしょうか。
しかし
洗っていないスポンジは、想像以上に雑菌だらけなのをご存知ですか?
洗っていないスポンジで肌トラブルを招く恐れも……
四国大学生活科学部食品衛生学研究室・岡崎貴世氏の「化粧用パフの微生物汚染状況と効果的な洗浄方法の検討」によると、女子大学生が使用していた化粧用スポンジパフ15個の微生物汚染状況を調査した結果、すべてのパフから一般生菌とブドウ球菌が検出され、うち2個からは黄色ブドウ球菌も検出されています。黄色ブドウ球菌は皮膚の衛生上問題となる菌のひとつで、アトピー性皮膚炎との関連も報告されているとのこと。
特にニキビがある人はパフの連続使用は避けるべきで、またニキビがなくともパフの管理には注意を払う必要があるそうです。
そう、洗っていないメイクスポンジはめちゃくちゃ汚い! 雑菌の温床と言えます。
本来であれば1回使うごとに洗うのが理想的。とはいえ、毎回洗剤で洗うのはかなりハードルが高いし、正直面倒くさいですよね。
メイクスポンジの、面倒くさくない洗い方を見つけた!
そんな、スポンジを洗うの習慣がない民や、洗ってはいるけどいつも面倒と思っている人に朗報! 揉み込むだけで素早く綺麗にできるアイテムを発見しました。
「&be(アンドビー)スポンジクリーンシート 20枚入り 550円」(税込)は、
スポンジを包んでもみ込むだけで手早くメイク汚れを落とせる、ありそうでなかったスポンジクリーンシートです。99%除菌効果試験済み。
毎日使っているスポンジ、そろそろ洗わないと……と思っていても忘れてしまう、面倒くさくて先延ばし、などなどあると思いますが、これがあればさっときれいにすることができます。もちろん、きれい好きで、できれば使用後毎回スポンジを洗いたい! と思っている人にもおすすめです。
こすらない! スポンジをシートにのせて揉み込むだけ
パッケージは、1枚1枚取り出せるウェットティッシュのような形状。シートは20枚入っています。
シートのサイズは11×7cmで、手のひらに収まるサイズです。1枚で、1つのスポンジの汚れをちょうどよく落とせる大きさ・厚さにこだわっているとのこと。しかも、ヒアルロン酸やコラーゲン、3種のセラミドなどの保湿成分も配合されています。
使用方法は、スポンジをこする……のではありません。
シートの上にスポンジをのせて、揉んで汚れを落とします。
実際に、&beのブラックスポンジで試してみました。
数分揉み込んだところ……たしかに汚れが落ちています。簡単なので、面倒くさがりな筆者でも続けられそうです。
ただ、
ブラックスポンジの場合、シートの白い繊維が少しつくのが若干気になりました。
他のメイクアイテムも洗ってみた!
続いて、パウダーファンデーションに付いているスポンジでも試してみました。
汚れがついたスポンジを、シートで包んで揉み込むと……こちらも汚れが落ちました! 軽く揉み込んだだけでこれだけ落ちるのは助かります。
シートタイプなので毎日使いやすく、スポンジを清潔に保てるのも嬉しい。旅行先でも便利そうです。ちなみにこれ、スポンジ用と書かれていますが、ブラシにも使えました!
使用する際の注意点は?
ただし、シートで汚れをオフした後のスポンジは結構湿っているので、しっかり乾かすことも忘れずに。すぐに使用するのは避けましょう。
加えて、できれば時々はやはり専用洗剤を使って、スポンジの中に染み込んだファンデーションもしっかり落としてあげると、肌には安心な気がします。
実験で「一番メイク汚れが落ちた」意外な洗剤は
ちなみに前出の岡崎貴世氏の論文ではメイク用パフの効果的な洗浄方法の検討をしており、その結果、
なんと台所用洗剤が最も効果的な洗浄剤だったそうです。逆に最下位だったのはメイク落とし(オイルタイプ)で、スポンジの内部まで浸透しにくく洗いむらが生じたためではと考察されています。
とはいえ「化粧用パフを清潔に保つためには「除菌」洗剤が不可欠というわけでなく,
パフ専用洗剤や石けん等で洗ったあと熱湯に浸して消毒するなどの方法もあるため,洗剤を過信せず使いすぎないようにすべきであると考えられた」と結んでいました。
スポンジがきれいになるとメイクのノリにも肌にも良い
毎朝ファンデーションを塗るたびに、スポンジを洗わなくては……と思いながら重い腰が上がらなかった方々! このシートがあれば簡単に汚れをオフできます。スポンジがきれいになるとメイクのノリがアップするだけでなく肌にも良いので、ぜひお試しあれ。
<写真・文/佐治真澄>
【佐治真澄】
美容ライター/化粧品会社のPR経験をもとにライターとして活動を開始。現在はWEBを中心に多くの媒体で美容記事を執筆。スキンケア、メイク、ボディ、ヘアケアなど幅広いジャンルに精通。
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