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前回からの続き。私(イト)の夫(ダイスケ)はバツイチでした。私と7年前に結婚をして、今は3歳の娘と生後1か月の息子がいます。家事育児に追われるなか、義妹のキョウコさんから義母の介護と義父の家事手伝いをお願いされました。義父や義妹のキョウコさんは「嫁は損しても自分たちさえよければいい」という考えなのは理解しました。けれど私だって自分の身を守らなければなりません。私が優先したいのは自分の家庭。それを犠牲にしてまで、義実家のために何かをやる体力も余裕も今の私にはないのです。キョウコさんや義父のやり口も腹が立ちますが、今一番腹が立っているのは夫。この状況を知っていて傍観しているのなら許せません。
私は夫にキッパリと「じゃあ私はもうキョウコさんとは関わりたくない。二度と関わらせないようにしてね」と、念を押しました。
夫は「う、うん、したよ。で、でも状況がちょっと変わってきちゃっただろ?だから手伝ってほしいんだよ……」と、困ったような声で言います。
私は夫に「有休あるでしょ?それ使って!3か月間、毎週1回それができたら、私も3か月間、毎週1回あなたの実家に行ってあげるよ」と、条件を出しました。
それから、私が着信拒否をしたからなのか、キョウコさんは夫に電話をかけてくるようになりました。
「こんな義家族とは縁を切ったほうがいい」「離婚をしたほうがいい」と思う人もいるだろう……自分のことながらそう感じます。
けれど夫も私も未熟な人間です。今までは私が「よく思われたい」「辛くてもやらないといけない」と思い込んで自分の考えを口にしなかった。そこが悪い点だと思います。夫は仕事人間で、言葉足らずな人。ですが話せば後から理解しようとして、少しずつカメの歩行みたいに前に必ず進んでくれる人なんです。
「よく思われなくてもいい」と考えて自分の言葉を夫に発することで、夫も理解してくれたようです。
原案・ママスタコミュニティ脚本・物江窓香作画・森乃クコ編集・横内みか
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