地球と太陽、誕生のひみつ。地球はいつ、どうやってできたのか?
地球上で起きていること、どれだけ知っている?
この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね。例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」
そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
■動物より昆虫の方が繁栄しているってホント?昆虫の実態とは
地球上で、これまでに生物学者が発見し、名前をつけた生物がどのくらいいるか、知っているだろうか。世界の科学者や自然保護団体などが集まる国際自然保護連合(IUCN)の調べでは、動物だけで137万種を超す。
生物の種類は「種(しゅ)」という言葉を使って分類されるが、ここでいう「動物」とは、ヒトやイヌ、ネコといった哺乳類はもちろん、アリやトンボといった昆虫、さらにはエビやカニといった甲殻類を含む生き物のこと。つまり、カビのような菌類や植物を除く、すべての生き物が「動物」に分類される。
137万種を超す動物の内訳は、哺乳類が5513種、背骨がある脊椎動物が6万6178種、鳥類が1万425種、爬虫類が1万38種となっている。
なかでも、種の数が圧倒的に多いのは昆虫で、その数、なんと100万種。地球上にいる動物の種の、ほぼ7割を占めている。
しかも、これはあくまで確認されている種の数。未確認のものを合わせると、昆虫は2000万種以上いると主張する研究者もいる。
また、地球全体で見ると、生物の種の数は緯度が低くなるほど増える傾向にある。特にアマゾンなど赤道付近に多い熱帯雨林には、さまざまな動物が生息。熱帯雨林の面積は地表の3パーセントほどだが、地球上のほぼ半分の種が暮らしている。
ちなみに、生物の研究者でつくる「日本分類学会連合」によると、2002年末の時点で、日本で発見されているのは約6万種。哺乳類127種、鳥類約700種、爬虫類 99 種、両生類 63 種、魚類4206種で、昆虫の仲間は約4万種が確認されて いるそうだ。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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