映画『他人は地獄だ』の公開記念舞台挨拶が16日、東京・シネマート新宿で行われ、ダブル主演の八村倫太郎(WATWING)、栁俊太郎、共演の岡田結実、三浦健人、鈴木武、星耕介、メガホンを取った児玉和土監督が登壇した。
原作は韓国発のWEBコミックで、日本ではLINEマンガで2018年から連載がスタート。累計閲覧数7,000万を超える大人気作となっている。日本版映画では、独自の視点でサスペンスホラーに仕上げられた。
岡田さんが演じたのは、主人公ユウ(八村さん)の恋人であり、物語の鍵を握るメグミ役。舞台挨拶では「メグとユウが出たときは、少しでも癒しの時間になればなと思いながら演じていました」と明かし、「監督からは“母性を出してほしい”とアドバイスをいただきました。その言葉を胸に、全力で役に向き合いました」と役への思いを語った。
栁俊太郎さんが自身の役を「ヒロイン的」と冗談めかして述べると、岡田さんも「じゃあ私、準ヒロインってことで(笑)」と切り返し、会場を笑いにつつんだ。また、八村さんとの撮影エピソードとして「二人のシーンは特に緊張感がありましたが、監督や共演者のみなさんの支えで乗り越えられました」と感謝の言葉を述べた。
キャッチコピーの『悪夢のシェアハウスへようこそ』にちなみ、自身の悪夢体験について聞かれると、八村さんは「家のお手洗いで紙がなくなってて、最悪でした。頑張って芯を……」と告白。岡田さんは「やだー!」と悲鳴に似た声をあげ、栁さんは「すげー!頑張ったんだね」と深く感嘆した。
一方、岡田さんは、「バラエティ番組で“絶対ウケる”と思ったひと言がシ~ン…となり、その瞬間の芸人さんの表情が忘れられません」と告白。しかし、「父もスベっているので(笑)、メンタルは鍛えられています!」とユーモアを交え、観客を沸かせた。
最後に岡田さんは「この作品がみなさんの心に残ることを願っています。ぜひご覧ください」と締めくくり、舞台挨拶を終えた。