11月17日(日) 4:10
街中と高速道路にあるガソリンスタンドを比較したとき、ガソリン代は高速道路のスタンドで給油した方が高くなる傾向にあるとされています。経済産業省の資源エネルギー庁が公表している石油製品価格調査によると、レギュラーガソリンの平均価格は174.7円となっていますが、高速道路の場合、190~200円程度になるケースもあるようです。
このことから、街中と高速道路のガソリンスタンドでは、20~30円ほど価格差があると分かります。地域によってガソリン代の差が異なるケースもありますが、基本的にはここで紹介している金額ほどの差が生まれると考えておきましょう。
街中よりも高速道路のガソリン代が高い理由として、以下の3つがあげられます。
●ガソリンの輸送費が高くつく
●各種コストがかかる
●給油以外で売り上げを立てることが難しい
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
高速道路のガソリンスタンドへ燃料を輸送する場合、通常に比べて輸送費が高くつくようです。おもには輸送車の高速道路代が関係するとされており、一般道での輸送と比較した際に大きく異なる部分といえるでしょう。
輸送費が高くなれば、その分をガソリン代に上乗せして賄わなければなりません。このことから、高速道路のガソリンスタンドは高い給油価格に設定しているといえるでしょう。
高速道路のガソリン代が高い理由として、さまざまなコストがかかる点があげられます。例えば、高速道路にあるガソリンスタンドは、街中のガソリンスタンドと比較して、テナント料や人件費などのコストが増える傾向にあるようです。
特に24時間体制の営業形態をとっている場合は、その分人件費がかかると予想できます。さらに設備を維持する費用や電気代などもかかることから、ガソリン代を高くして、発生したコスト分を売り上げる必要があると考えられるでしょう。
高速道路のガソリンスタンドの場合、給油以外の目的で利用する人はほとんどいないようです。そのため、街中のガソリンスタンドのようにオイル交換や洗車などで売り上げを立てることが難しいと考えられます。
この場合、どうしても給油価格を高くせざるを得ないでしょう。一般道に比べて収入源が少ないことが、高速道路のガソリン代は高くなっている理由の1つになるようです。
高速道路のガソリン代が街中のガソリンスタンドに比べて高いのは、さまざまなコストが発生することが関係していると考えられます。人件費や輸送費などのコストが発生する分、ガソリン代を高くして賄う必要があるようです。
そのほかにも給油以外で売り上げを立てることが難しい点も、高速道路のガソリン代が高い理由としてあげられるでしょう。
高速道路と街中のガソリンスタンドを比較すると、1リットル20~30円の差になるケースもあります。長距離移動するとあらかじめ分かっているのであれば、高速道路に乗る前に給油しておいた方がガソリン代の節約になるでしょう。
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
※2024/11/18記事を一部変更しました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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