渋野日向子は最終戦に「行きたい~」ランクアップへ意地の『65』「行きたいからこのスコアが出た」

渋野日向子はショット、パットともに冴えわたり「65」をマークした(撮影:GettyImages)

渋野日向子は最終戦に「行きたい~」ランクアップへ意地の『65』「行きたいからこのスコアが出た」

11月17日(日) 8:38

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<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン3日目◇16日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>

前日11月15日に迎えた26歳の誕生日に、「自分的には今年一番スイングがいいんじゃないか」と強い手ごたえを話していた渋野日向子が、その感触をスコアにつなげた。奪ったバーディは7つ(2ボギー)。「65」の快進撃で、49位だった順位をトータル5アンダーの17位タイまで一気に上げた。



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スタートの1番パー4から、ショットの切れ味を見せつける。2打目をピン1メートルにピタリ。それを流し込むと、3番でも3メートルを沈めた。勢いはとどまらず、続く4番では段下からの8メートルを決めると、5番でも3メートルをねじ込む。序盤5ホールで4つ伸ばし、ショット、パットともに好調ぶりを印象づけた。

その後は、停滞ムードもあったため、「もう少しスコアを出したかった気持ちもありました」とも話すが、17番で1メートル、そして最終18番では7メートルのバーディパットを沈めグリーンをおりることができた。「外したのもあったけど、いいラインに打ててるなとか、ロングパットでも思いました」。納得の表情を浮かべる。

特に4番のパットは自画自賛の一打に。「ひさしぶりにこんなに入ったと思って。なかなかないから。昨日、一昨日も、これくらいパットが入ってくれれば、ショット的にはスコアが出る要素はあった。ボギーもあったし、全然入らないパットもあったけど、最低限できたかな」。フェアウェイキープ率は92.8%(13/14)で、パーオン率は83.3%(15/18)。ここに好感触の29パットという内容とあれば、おのずと自信にもつながってくる。

現在、ポイントランキングは62位。これを60位以内に引きあげなければ、来週のシーズン最終戦には出られない。「(最終戦に)行きたいですよね~。行きたいからこのスコア出たんだと思う」。意地の「65」でもあった。ただ他の選手の動向もあり、現状のまま大会を終えた際のランキングは“62位をキープ”という見込み。最終日も、さらなる活躍が必要になってくる。

「ちょっと頑張らないと。すごく攻めたい気持ちもありますけど、グリーンを攻めすぎたら…うん、さよならするんで。ちゃんと攻めるところは攻めて、心し落ち着けるところを落ち着けて。冷静にやりたいと思います」

前日には、2位になった「全米女子オープン」以上の好感触を得ているとも明かしたが、それはこの日も変わらない。「全米の時はすごくアドレナリンが出てよかったけど、 (今週は)全体的にまとまってる。やっぱりこれをちゃんと覚えておかないと、ほんとに忘れちゃう。忘れちゃうというか、この感覚を覚えて、オフにしっかり染みこませるようにしたい」。今週の復習を、来週、試合で…。これが、最高のオフを過ごすことにもつながってくる。


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