11月17日(日) 3:30
除湿機の水を観葉植物にあげることは推奨されていないようです。除湿機の水は、一見きれいに見えるかもしれませんが、空気中のほこりや雑菌、除湿機内部の汚れやタンク内のカビなどが含まれています。
その水を植物にあげると、土壌に雑菌が蓄積し、植物の成長を妨げる可能性があります。大切に育てている植物を枯らさないためにも、水道水などをあげることがおすすめです。
除湿機の水を観葉植物にあげる場合には、こまめにタンク内を清掃した状態でためられた水や、短期間ためた除湿機の水を少量使用すれば、植物への負担を少しでも減らせるでしょう。
観葉植物に水をあげる頻度は、季節や気温によっても異なりますが4〜5日に1回程度のようです。また、一度にあげる水の量は、植物の種類や鉢の大きさによって左右されますが、一般的に600ミリリットル前後が適量となります。
仮に、除湿機の水を定期的に観葉植物にあげたとしても、おそらく節約できる金額は微々たるものとなるため、植物が枯れてしまうリスクなどを考慮して水道水を利用したほうがよいでしょう。
大前提、前述したように除湿機の水にはほこりや汚れなどが含まれており、もったいなくても洗面所やシンクに流すのが安全です。そのうえで、仮に再利用する場合におすすめの方法を紹介します。
トイレを流すときに除湿機の水を流し込むことで再利用できます。1リットルの水を使う際の水道代は、約0.2円のようです。トイレの洗浄には1回当たり4〜5リットルの水が必要なようなので、約0.8〜1円の節約につながるでしょう。
トイレの洗浄に使う際には、水を一気に流す必要があるので、あらかじめバケツなどに適量の水をためておき、使用時に流す方法がおすすめです。
トイレのタンク内に水を入れるという方法もありますが、前述したように除湿機の水にはほこりや汚れなどが含まれているため、タンク内が汚れてしまうおそれがあります。トイレが詰まってしまう場合もあるので、頻繁には再利用しないことがおすすめです。
除湿機の水を、夏の暑い日に打ち水として使うのも効果的な再利用方法です。打ち水には大量の水が必要ですが、除湿機の水を使うことで水道代の節約につながります。
また、汚れが含まれているため床や壁などの雑巾がけの際に使うことには適しませんが、雨の日の翌日に汚れた、玄関やベランダなどの掃除に使うこともおすすめです。泥汚れが激しい部分を除湿機の水で下洗いし、その後に清潔な水道水で流すなど、水道水だけを使う場合と比べて節水できるでしょう。
除湿機の水は、基本的に使い終わったらそのまま流し捨てるのがおすすめですが、再利用方法によっては水道代の節約につながる可能性があります。
除湿機の水には、空気中のほこりや除湿機内部の汚れが含まれているため、観葉植物に与えると寿命を縮めてしまうおそれがあります。観葉植物に限らず、植物全般に与えるのはおすすめできません。
使い終わったらそのまま洗面所やシンクに流すのがおすすめですが、全く再利用できないわけではありません。仮に再利用したい場合には、トイレの洗浄水として使ったり、打ち水、玄関やベランダの掃除に使ったりしましょう。汚れた水を使用するため、再利用方法は限られますが、適切に使えば水道代の節約につながる可能性があります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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