11月15日(金) 17:00
世界最高のアクション映画監督のひとりと言われる『ザ・レイド』シリーズの鬼才ギャレス・エヴァンスが手がけた初のテレビシリーズ『ギャング・オブ・ロンドン』(全10話)が現在「スターチャンネルEX」にて全話独占配信中。また、『ギャング・オブ・ロンドン』シーズン2が、11月25日(月)より「スターチャンネルEX」にて独占日本初配信!
この度、主人公ショーン・ウォレスを演じるジョー・コール(『ピーキー・ブラインダーズ』シリーズ)のインタビューが到着した。
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ロンドンの裏社会を牛耳っていたギャングのボス、フィン・ウォレス(コルム・ミーニイ)が何者かに殺害された。フィンの親友であり右腕だったエド・ドゥマニ(ルシアン・ムサマティ)は事態の収拾に動くが、組織を引き継いだウォレス家の次男ショーン(ジョー・コール)は犯人探しに躍起になり、アルバニア系ギャング、クルド系武装組織、パキスタン系麻薬カルテル、ウェールズ系キャンパー、ナイジェリア系ギャングなど、対立する組織は反目しあい、ロンドンの暗黒街は混乱に陥る。
そんな中、ウォレス家の下っ端エリオット(ショペ・ディリス)はある出来事をきっかけにショーンに見込まれ、彼の配下として働くことに。ボスを殺したのは誰なのか?人種のるつぼであるロンドンの裏社会を舞台に、国境を越えた壮絶な抗争が始まる―。
権力、裏切り、復讐、そして家族。悪の炎が燃え上がるロンドンの街で最後に生き残るのは誰なのか?
【シーズン1の相関図】
ジョーが演じるのは、ロンドンの裏社会を牛耳るウォレス家の次男ショーン。
―『ギャング・オブ・ロンドン』に出演した理由は?
とにかく脚本が新鮮で刺激的で、映画でもテレビでも見たことのないロンドンが描かれています。この作品の持つエネルギー、キャラクターに魅了され、完璧な作品だと思いました。ジャンル映画出身のクリエイターたちとの仕事にとてもわくわくしました。
―ショーンはどのようなキャラクターですか?
ショーンは父親を亡くして悲嘆に暮れ、犯人探しに躍起になると同時に、自分の普通ではない生い立ちと葛藤しています。自分が何者なのか、父親が本当は何者だったのかを理解しようと苦しみつつ、父親を殺した犯人への復讐を果たそうとしているのです。
―後継者として育てられた短気な息子という点で、ショーンは『ゴットファーザー』のソニー・コルレオーネ(※)を彷彿とさせますね?
そうですね。でも彼はソニーとマイケル(※)をミックスしたような存在じゃないかなと思います。ソニーのような予測不能で危険な一面を持っていますが、ショーンの行動はすべて思慮深く、軽率ではありません。感情的ではありますが、それ以上に聡明な男です。
※『ゴットファーザー』のマフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の長男ソニー・コルレオーネ(ジェームズ・カーン)
※ヴィトーの三男。マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)
―ショーンは父親と比べられることに息苦しさを感じているのでしょうか?
それこそがこの作品のテーマでもあります。ショーンは偉大な父の本当の姿を知ることになるのです。「血は水よりも濃し」ということ。そして自分の中に平穏を見出すことが最も重要であるということを。
―どのようなリサーチをしましたか?
国内外のギャングについて色々と調べました。愛する人を失った悲しみや、PTSD、ギャング一家で育った人々のケーススタディなど、とても暗いものをたくさん読みました。しかし、基本的にはギャレス(・エヴァンス監督)が描いたキャラクターに命を吹き込むことに努めました。
―本作はアクションシーンが話題になりましたね。いかがでしたか?
ショーンはトップの人間なので、指示を出す方なんです。なので『暁に祈る』の時ほど体は張っていませんが、それなりに僕のアクションもありますよ。
―ギャレス・エヴァンス監督や彼のチームとの仕事はいかがでしたか?
最高でした。彼らはこの驚くべき情熱的で野心的なストーリーを、決して多くはない予算で作り上げてくれました。私たち全員がこの作品に携わることに興奮していました。本当に特別な作品だと思います。
―本作の見どころは?
第5話のショーンが狙われるソーホーのストリートでの銃撃戦、そして第6話のウェールズのジプシーたちと傭兵たちの銃撃戦など見どころばかりです。毎日現場に来て、この仕事を生業にできることに喜びを感じていました。本当に挑戦的な作品ですよ。
(海外ドラマNAVI)
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