【保育士おすすめの絵本】おもちの絵本『もっちーん』発売⇒聞かせ屋。けいたろうさんが『もっちーん』の楽しい読み方を公開!
Gakkenは11月14日(木)、『もっちーん』を発売しました。
著者は、読み聞かせのプロとして活躍する聞かせ屋。けいたろうさん。非常勤で保育士として働くなか、低年齢向けの行事絵本がほしいという思いから、おもちの絵本を制作しました。
絵は、『うしろにいるのだあれ』でおなじみ、accototoさん。ページをめくると、かわいいおもちが「もっちーん!」とのびる様子がユーモラスで、思わず子どもたちも声を出してしまいます。
子どもたちの好きなおもちがモチーフで、保育園・幼稚園でのもちつき行事や、お正月にぴったりな絵本となっています。
『もっちーん』内容紹介
ぺったん、ぺったん、おもちがつきあがりましたよ。どんな風に食べよかな?のりとしょうゆ?あま〜いきなこ?ページをめくると、おもちがもっちーんとのびるよ。おもちって楽しいね、おいしいね。赤ちゃんから楽しめるはじめてのおもち絵本。
きょろっとした目がキュートなおもち
ぺったんぺったん、もちつきのシーンから始まります
縦開きなのでページをめくると、おもちがのびるのがよくわかります
のりとしょうゆ、納豆、ずんだ、あんこ……、バリエーションもゆたか
もちつきについて説明できるよう、裏表紙に臼と杵の絵が
絵本『もっちーん』のポイントは?
1)保育の現場から生まれた
読み聞かせのプロとして全国で活躍する聞かせ屋。けいたろうさんは、非常勤で保育士としても働いています。
「低年齢向けの行事絵本があったらいいな」と感じていたそう。例えばお正月や、ひな祭り、七夕などを0〜2歳児にどう伝えたらいいんだろう、導入に使える絵本はないかな、など。職場や全国のイベントで会う保育士さんたちからも、同様の声が聞かれたといいます。
そんなとき、働いている保育園で毎年やっているもちつきを見て、「そうだ、お正月に、おもちがのびる絵本はどうだろう」とひらめきました。
それから幾度となくダミーを作り、つきたてのおもちでおもちののびを確認したり、子どもたちに試し読みをしたりしながら、同書を作っていきました。
2)赤ちゃんから楽しめる
はじめておもちを食べる子どもたち、保育園のなかでも低年齢の子どもたち(0〜2歳児)にも楽しんでほしいという思いから、おもちがのびる前、のびた後の絵の変化や、「もっちーん」と声に出す楽しさを味わえる構成に。
特に子どもたちはロケットの「5、4、3、2、1、発射!」とカウントダウンするのが大好きなので、おもちがのびるときの掛け声に「3、2、1、もっちーん!」を採用。ページをめくれば、思わずみんな声が出ます。保育園や幼稚園での読み聞かせにもぴったりです。
3)はじめての行事絵本として
同書は、お米が蒸しあがり、ぺったんぺったんとつきはじめるシーンから始まります。そしておもちがつきあがると、のりとしょうゆ、納豆、ずんだなど、いろいろな食べ方を絵で見せていきます。
裏表紙には「臼と杵」も描かれています。おもちは最初からおもちなのではなく、もち米を蒸して、臼と杵でついてできあがること、おもちにはいろいろな食べ方があることを、視覚的にも、体験的にもわかるように見せているのです。
園や家庭で小さい子どもたちに、もちつき行事やおもちについて伝えたいときにおすすめです。
4)「いつか一緒に仕事をしたかった」accototoさんの思い
accototoさんは、かわいい貼り絵とコラージュ作品を手がける、ふくだとしおさん、あきこさんの夫婦ユニット。代表作は『うしろにいるのだあれ』などの絵本です。
聞かせ屋。けいたろうさんとは以前から親交があり、いつか一緒に絵本を作りたいと思っていたそう。「今回絵のオファーがあって、とっても嬉しかったんです。テキストを読んで、まあるくて目がきょろっとしたかわいいおもちのキャラクターを思いつきました」といいます。
背景の色をおもちごとに変えてポップな印象に。おもちがのびる前と後も、お椀やお皿の位置を固定しおもちの動きを大きくすることで、視覚的な効果を狙いました。
絵はもちろん貼り絵で、なんと納豆の粒や糸まで貼り絵。細部までこだわった丁寧な仕事ぶりは必見です。
5)聞かせ屋。けいたろうさんが、『もっちーん』の楽しい読み方を公開!
聞かせ屋。けいたろうさんが、自身の働く保育園で『もっちーん』の読み聞かせをしました。
子どもたちは「もっちーん!」「おれ納豆がいい」「きなこがいい」など、口々に声をあげ、とってもにぎやか。その様子をぜひ見てください。
『もっちーん』は、11月14日発売。保育園・幼稚園でのもちつき行事や、お正月にぴったりな、赤ちゃんから楽しめるはじめてのおもち絵本です。家庭で、保育園・幼稚園で、ぜひ子どもたちと一緒に「もっちーん」してみてはいかがでしょうか。
著者プロフィール
【聞かせ屋。けいたろうさん】
絵本の文章作家・翻訳者・講演家。夜の路上で大人に絵本を読み始めて以来、絵本読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で全国を駆け巡る。保育士。二児の父。主な絵本に『どうぶつしんちょうそくてい』(絵・高畠純アリス館)、『たっちだいすき』(絵・ひろかわさえこアリス館)、『ようかいサッカー』(絵・ひろかわさえこポプラ社)、翻訳作品に『きょうりゅうかくれんぼ』(KADOKAWA)などがある。
【accototoさん】
(ふくだ としお+あきこ)夫婦で制作活動、二女一男の父母。おもな絵本に「うしろにいるのだあれ」シリーズ(幻冬舎)、『いただきまーす』『ごちそうさま』(ともに大日本図書)、『あいうえおりょうりめしあがれ』(イースト・プレス)、エッセイに『絵本作家の森のいえ便り』(幻冬舎)などがある。絵本はいろいろな国で翻訳されている。動物をモチーフにしたタオルや陶器など、子ども向け雑貨も展開している。
書誌概要
『もっちーん』(文・聞かせ屋。けいたろう絵・accototo)
定価:1,320円
発売日:2024年11月14日
判型:190×205mm/29ページ
電子版:あり
ISBN:978-4-05-206031-1
発行所:Gakken
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/book/1020603100
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Gakken(Gakken Inc.)
https://www.corp-gakken.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)