過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2023年12月2日記事は取材時の状況)
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女子会を開催するフリースペースとして、あるいは喫茶店代わりにリモートワークを行う……。近年、ラブホテルの利用シーンが多様化していることはご存じのとおりだろう。そのため、かつての淫猥な印象は薄れつつあるものの、当然ながら男女の情念が渦巻く場所。時には想像の斜め上を行く出来事も起こるようだ。
会社員の田中正志さん(仮名・38歳)は、期待を膨らませて入ったラブホで大いに幻滅した経験をしたそうだ。
仕事帰りのラブホデートが定番に
「仕事帰りのデートが恒例なんですよ。軽く呑んでから、ホテルでまったりした時間を過ごすのが楽しくて」
10歳年下の彼女とは、マッチングアプリで知り合った。アプリ内でやり取りしている内に、互いの勤め先が近いことが判明し、急接近したそうだ。
「
職場は都心の繁華街なので、泊まれる場所はたくさんあります。
あまりに古いところは選びませんが、アミューズメント感覚であちこち回って楽しんでいます」
“貸し切り露天風呂付きのラブホ”を予約
そんな田中さんが見つけたのが、
“貸し切り露天風呂付きのラブホ”
だった。
「少し寒くなってきたのもあって、露天風呂に入ってから彼女と部屋でしっぽりできたら最高だなと思っていました。彼女も、2人で入る初めての露天風呂を楽しみにしていましたね」
システムとしては、30分交代制での貸し切りになる。チェックインの時に空いている時間を予約し、時間になったらフロントへ鍵をもらいに行くというもの。
訪れた日は金曜ということもあってか予約が多く、予約ができたのは入室から2時間後だった。時間になると館内着に着替えて露天風呂へと向かうわけだが、
興奮のあまり向かう時点ですでに全身がほんのり火照っていたようだ。
掃除前だった露天風呂に落ちていたのは…
「
私も彼女も館内着だけ羽織っての移動です。
フロントの鍵の受け取り以外では誰にも会いませんでしたね。まるで2人だけの秘密の場所に行くような感じ。入る前から期待値は爆上がりでした」
緊張しつつも開錠してみると、なんと、念願の貸し切り露天は掃除前だったようで……。
「
扉を開けた瞬間、直前に入っていたカップルが使ったと思われる避妊具が目に入ってきました。
湯船からすぐ近くの場所にポイ捨てされていたんですよ。まさに『さっき行為が終わった』って感じ。風呂場自体はライトアップされて綺麗だったので、がっかりしましたよ」
彼女にその現場を見られないよう、田中さんはそのまま扉を閉め部屋に戻ったそう。
「雰囲気を大切にしたいので、彼女には
『なんか空気が悪かったから部屋のお風呂に入ろう』
という苦しい言い訳をしてその場を後にしました……。当然ながら少しがっかりしていましたね。その後、部屋で温泉旅行の計画を話したら機嫌は直りましたが」
宿側には、「客が使う度にしっかり掃除してほしい」。そして利用者側には、「露天風呂内ではなく部屋に戻ってからおっぱじめてくれ」と田中さんは強く思ったそうだ。
<TEXT/maki>
【maki】
ライター・エッセイストとして活動中。趣味は人間観察と読書。取材からエッセイ、コラムまで幅広く執筆している
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