渋野日向子、26歳の誕生日ラウンドは『70』「全米よりもいい感覚」に手応え

渋野日向子は決勝進出を確実なものとした(撮影:GettyImages)

渋野日向子、26歳の誕生日ラウンドは『70』「全米よりもいい感覚」に手応え

11月16日(土) 10:40

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<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン2日目◇15日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>

連日の日没サスペンデットとなった第2ラウンドも、日本勢8人がすべてホールアウト。そのうち5人が予選カットライン(1オーバー)に届かない状況の中、渋野日向子は4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーで「70」のラウンド。トータルイーブンパー・暫定49位と決勝進出を確実なものとした。



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10番からスタートすると、アゲインストの風に当てるような絶妙なアプローチでカップに寄せるも、パーパットはわずかに外れてボギー発進。12番ではやや砲台グリーンに対して難しいアプローチが残り、寄せきれず2つ目のボギー。それでも13番ではバウンスバックを決めると、15番パー3では約2メートルにつけてバーディを奪いイーブンに戻した。しかし、18番では下り傾斜のグリーンに対し、アプローチは止まらずまさかの池ポチャ。「いい感じのところに落としたなと思ったんで、ちょっとショックだったんですけど」と5オン1パットのダブルボギーとしてしまう。

後半は、悪い流れを断ち切るかのように2番パー4で4メートル、3番パー3では5メートルをそれぞれ沈めて、18番のダボを帳消しにする連続バーディで再びイーブンに戻した。以降はパーを並べ、初日に引き続き「70」で第2ラウンドを終えた。「結構ハラハラしましたけど。ダボだったので」。一時は予選落ちも頭によぎる時間帯があったが、終わってみれば決勝進出が確実な位置に胸をなでおろした。

初日からボギーもあるが、その分のバーディもあり、スコアをまとめてきている渋野。「いい感覚っていうの忘れていたんですけど、自分的には今年一番スイングがいいんじゃないかなって思うぐらい。なんか全米よりもいい感覚がある。スコアにはなってないし、結果にはつながっていないけど、でも個人的にはすごくこの2日間のスイングは、『おおっ』て思います」とここまでのラウンドに手ごたえを感じている。

そして、今大会が終わればいよいよ最終戦を迎えるが、出場権を得るには今週終了時点で年間ポイントランキング上位60位以内に入らなければならない。熾烈な争いが続く中、渋野は62位と“圏外”にいる。「上との差があるので、結構頑張ってビッグスコア出さないと無理だと思うので、しっかり攻めるところは攻めていけたらいいかなと思います」。

11月15日には誕生日を迎え「26になっちゃいました」と笑顔も見せる。「まだまだこれから」、最終戦へ望みをつなぐ決勝進出。ここからさらに攻めの姿勢を貫くつもりだ。


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