【第1話】から読む。
前回からの続き。私(トモカ、30代)は年中の息子(ルイト)と夫(アキノブ、30代)との3人暮らし。最近、息子の同級生(カイ)の母(リン、30代)と夫が密会していました。夫は「ごっこ遊び」だとトボけますが、LINEでは熱いやりとりがあったのです。しかも私がリンさんの旦那さん(タイチ)に接触すると、新たな事実が多数発覚しました。タイチさんが離婚に向けて動きはじめ、私も離婚を意識し始めた矢先、夫とリンさんが性病にかかっていることがわかります。
夫は、この期に及んでまだ言い逃れできるとでも思っているのでしょう。
切り札はいろいろあるけど、その一つを出して言います。
「この裸の写真のやりとりもあるの、もう観念しなよ」
夫は一瞬驚いた様子でしたが、全然関係ない画像を送り合って悪ノリしただけとキレます。
「そっかそっか、“ごっこ遊び”ね。リンさんの旦那さんにもそう説明すればいいんじゃない?」
と、私が突き放すと、夫は何も言えず立ちつくしています。
夫はリンさんからも話し合いに来るように言われたのか、素直についてきました。
「もう全部バレてますけどね、これをもとに話しますか」
ついに4人での話し合いが始まりました。
タイチさんは、私とタイチさんが集めた証拠を可能な限り時系列にまとめてくれていました。
2人の関係のはじまり、関係をもった回数やその場所、性病についてなど主にタイチさんがリンさんに質問しながら話を進めます。
リンさんは諦めたのか素直に応じていました。夫はその様子を苦々しく眺めています。
「さっきから黙っているけど、不倫を認めるわよね?」
と、私が夫に問いかけますが、ハッキリとは言いません。すると、タイチさんが夫に質問します。
「アキノブさんとリンでお揃いのタトゥーを入れていますよね?」
すると夫の顔は青ざめ、リンさんも俯きます。
親になった大人が、愛の証におそろいのタトゥーを入れるだなんて度がすぎます。
リンさんの話から、家で会っていたのはもちろん、しっかりホテルにも行っていたことがわかりました。
不倫のために息子を1人家に置いて外出していたリンさんと、どうにかごまかし続けようとする夫。
2人とも私からすれば救いようがありません。
私は夫を冷めた目でしか見られなくなりました。
こんな人を好きになった過去の自分が恥ずかしくてたまりません。
【第13話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・rollingdell作画・crono編集・石井弥沙
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