快適な履き心地とサステナビリティーを追求「Allbirds」のシューズが名古屋に初上陸12月2日まで、限定Tシャツも発売

期間限定で名古屋に「初出店」

快適な履き心地とサステナビリティーを追求「Allbirds」のシューズが名古屋に初上陸12月2日まで、限定Tシャツも発売

11月15日(金) 14:47

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米タイムス誌に「世界一快適なシューズ」と称されたシューズなどが、名古屋市中区の名古屋ラシックに初上陸した。12月2日までの期間限定のPOP UPストアとしてお目見えした。

シューズ&アパレルブランド「Allbirds(オールバーズ)」は2016年、米サンフランシスコで誕生。シューズは自然由来の素材と高いデザイン性の快適な履き心地、そして、サステナビリティー(持続可能性)を同時に追求している。

今回、名古屋初出店を記念して、シューズ以外に名古屋限定Tシャツも販売。オールバーズの日本での独占販売権を取得した、スポーツアパレル大手「ゴールドウイン」の西田幸平オールバーズ事業部長と同部マネジャーの森松永さんに、オールバーズ商品のユニークさや今後の目指す姿を聞いた。


▽「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」

オールバーズは2020年に日本に上陸して以降、東京・原宿、丸の内、大阪市の3店舗を展開し、オンラインショップも運営している。昨年、名古屋でいくつかのイベントを開催したところ、「ぜひ出店してほしい」との多くの声が寄せられ、今回、名古屋初進出となった。

森さんは「私たちのミッションは、『ビジネスの力で気候変動を逆転させる』ということです。環境負荷の少ない素材を使用したプロダクトを展開し、しかも、オールバーズ社が持つ技術や仕組みは他社にも開放しています」と語った。

その上で事業部長の西田さんは「『逆転させる』ためには、自社だけではなく、ファッション業界全体として、今の状況を改善しなければいけない。オールバーズブランドはそういう思いを持って、ものづくりを目指し、その思いがお客さまに伝わるという連鎖を生みだしていきたいと考えています」と強調した。

さらに、西田さんは「お客さまは私たちの考え方とともに、シューズ自体の快適性にも共感していただいていると感じます」と述べ、オールバーズ社は履き心地の良さとサステナビリティーの両立という課題に取り組んでいる。



オールバーズは、サッカーのニュージーランド元代表ティム・ブラウンさんと、バイオテクノロジーの専門家であるジョーイ・ズウィリンジャーさんが創業した。

プロのサッカー選手だったブラウンさんは、スポンサーなどから多くのシューズを支給されていた。その大半が石油由来のプラスチック製であることに疑問を感じていたという。そこで「シューズを素材から見直して、何か新しく開発できないか」と考え、ニュージーランド産のウール「メリノウール」に着目し、試作を重ねた。そんな中で、サンフランシスコ在住のズウィリンジャーさんと出合い、オールバーズが飛び立つことになった。

オールバーズ社は創業当時から、環境負荷を抑えた商品開発をモットーにし、天然素材の使用と二酸化炭素(CO2)排出量削減の取り組みを強力に進めている。たとえば、代表的な素材であるメリノウールは、主にシューズのアッパーやインナー部分に使われ、通気性や保温性を確保している。

また、シューズのソール部分はサトウキビを原料にし、独自に開発した「スウィートフォーム」(SweetFoamⓇ)を用いるなど、環境に配慮したものづくりを徹底している。このソールは、製造過程で排出するCO2量よりも、サトウキビがCO2を吸収する量の方が多いため、カーボンネガティブを実現しているという。

これまでに、ユーカリの繊維でつくられたメッシュ構造の「ツリー」シリーズを販売しているほか、100%植物性レザーの「プラント」シリーズも手がけた。マネジャーの森さんは「サトウキビ由来のソールの技術は、他社にも共有しています。採用していただいているブランドもどんどん増えており、オールバーズ社だけではなく、業界全体で取り組んでいくことが重要です」

一方、消費者が食べ物を選ぶときに、一つの参考としているものがカロリー表示だ。これと同様に、シューズを選ぶ際、その製品をつくるために排出されたCO2排出量が比較的多いのか少ないのかを知る指標になるのが「カーボンフットプリント」。カーボンフットプリントとは、シューズ1足あたりの温室効果ガス排出量であり、オールバーズ社が世界で初めてすべての商品に表示したブランドとなったという。

これも同社が独自技術を開発し、カーボンフットプリントの計測方法も、他社で使えるようにしている。

西田さんは「お客さまが食事の際、カロリーに配慮されるように、シューズを選ぶときも、このカーボンフットプリントの数値を参考にしていただければと思います。私たちはその数値を公開している以上、カーボンフットプリントが小さく(CO2排出量が小さい)なるよう、日々、企業努力をしなければいけません」と力を込めた。


▽シャチホコのデザイン

今回の名古屋初出店を記念して、アーティストのYU SUDAさんがデザインした、天然素材である、サトウキビ、ウール、ユーカリをモチーフにしたプリントTシャツ(税込み7700円)を限定販売している。オールバーズの「ズ」には、シャチホコのデザインが採用され、名古屋らしさをアピールしている。

オールバーズのシューズを買い求めに来ていた、名古屋市内の65歳の女性は「履きやすいシューズを探していたら、妹がネットでオールバーズがいいと教えてくれた。名古屋に初出店ということで、試し履きをしたいと思い来た。実際に履いてみると、とても軽く、快適な履き心地で、1足買いました。妹にも勧めたいです」と笑いながら話した。


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