菅沼菜々は無念の終戦に涙3季守ったシード喪失が確定「最後まであきらめなかった」

菅沼菜々は予選落ちでシード喪失が決まった(撮影:上山敬太)

菅沼菜々は無念の終戦に涙3季守ったシード喪失が確定「最後まであきらめなかった」

11月15日(金) 16:49

提供:

<大王製紙エリエールレディス 2日目◇15日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

苦しかった1年を象徴する終戦だった。メルセデス・ランキング(以下MR)78位の菅沼菜々は4バーディ・4ボギーの「71」と伸ばせず、トータル4オーバーの88位タイで予選落ち。統合シーズンだった2020-21年にMR45位で初めて獲得したシードを失うことが決まった。



上田桃子が“記念Tシャツ”をもらい感涙【写真】


「良くなってきた部分はあったけど、結果を残せなかった。ずっとつらくて、やめたくなりそうなときもあったけど、最後までやれてよかったです」

昨季は8月の「NEC軽井沢72」でツアー初優勝を果たし、10月の「マスターズGCレディース」で2勝目を挙げた。MRは自己最高の11位に躍進するなど、充実のシーズンを送ったが、わずか1年で暗転。オフに右ひざを痛めるなど故障にも苦しみ、トップ10入りは9位だった国内メジャー初戦の「ワールドレディスサロンパスカップ」の一度だけだった。

「ひざを痛めてスイングも変わって、よかったときの動きができなくなった。スイングにまとまりがなく、大きなミスが出るようになってしまいました」

スタッツを比較しても、違いは歴然だ。『70.8263』 (14位)だった平均ストロークは、前週までで『72.4528』 (71位)にまで落ちた。昨季『66.9742』で8位だったリカバリー率は『64.1509』(30位)、パーオン率は『69.5847』(30位)から『63.6986』(76位)に下がった。「でも、一度も棄権はしなかったし、最後まであきらめなかった。心は強くなったかなと思います」。

4試合連続予選落ちで始まったプロ7年目のシーズンは4試合連続予選落ちで終わった。復権を目指し、26日からは静岡・葛城ゴルフ倶楽部で開催される来季の出場優先順位を決める最終QT(予選会)に出場する。「頑張るしかないです」。心は何度もくじけたが、折れてはいない。目に浮かんでいた涙も乾き、最後はしっかり前を見据えていた。(文・臼杵孝志)


<ゴルフ情報ALBA Net>
【関連リンク】
2日目の成績
菅沼菜々苦しかった2024年を振り返る
シード争い最終決戦…現在のランキング状況は?
通算6勝の実力者もシード喪失危機…逆転へ何位以上が必須? 女子ツアー“し烈なシード争い最終章”を開幕前におさらい!
ALBA.Net

新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ