※このお話は作者シカさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
幼い頃は何でも話せた母親でしたが、次第に母が望むことと自分がやりたいことの違いに違和感を覚えるようになる娘。中高一貫の女子校に進学後、女性が恋愛対象であることに気づき、後輩と付き合い始めます。母に真実を告げられないまま時が経つものの、娘の行動を知りたい母の執念により、ついに恋人の存在が母にバレてしまいました。娘の恋人が女性であることを知った母は、感情のままに娘の恋人からの手紙を娘の目の前で破り捨てます。娘を思い通りにしようとする母の行動は、さらにエスカレートし、娘が選んだ服を捨て、髪を伸ばすことを提案するのでした。
■母が選んだ服なんか着るものか
■私が変わったら恋人はどうする?
■え…なんで…
自分の理想の娘にする、と決意した母の暴走は、服や髪型を決めるだけでは終わりませんでした。
恋人との時間をとらせまい、と学校まで迎えに来ることにしたようです。張り付けたような母の笑顔が、恐ろしいですね…。
(シカ)
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