酸いも甘いも噛み分けた孤高のお笑い芸人・東ブクロ（さらば青春の光）のお悩み相談連載「さらばお悩み！東ブクロの『こわいもんなし』」。

恋のお悩み、仕事のお悩み、日常のふとしたお悩み、そして性のお悩み......まで、東西南北森羅万象、どんな悩みも東ブクロがズバッと解決!!

■「僕はセックスに奇跡を求めてる」【お悩みNo.31】東ブクロさんは女性との夜の営みに何を求めていますか？

39歳の今、そして20代や30代になってなど、歳を重ねるごとに男性が思うことや感じることに変化があるのか知りたいです！

相手に求めるものや自分の心もちなど教えてもらえたらうれしいです！よろしくお願いします！【PN:さらだばー・45歳・パート】

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――夜の営みに何を求めているのか。

そら最初は答え合わせでしょう。初めてやったらベッドに入った後に相手がどんな反応をするんか。それが見たい。2回目、3回目となったら、それはもうご奉仕精神というか、「またきてくれてありがとう」って気持ちやから、僕が満たしてもらおうとは思わん。相手を満足させたい、ただ、それだけです。

――リピート率はどれくらいか。

昔に比べると「どうせ他に女おるんやろうな」って思われてるのか、最近はどんどん減ってますね。でも、連絡が来たらちゃんと返すし、こっちから相手を切ることはないです。

――ブクロリストが見たいです。

昔はこの子ならいけるやろっていう優先順位がありましたけど、今はもうどれぐらい会ってないかという物理的な間隔ですね。ラインの履歴をさかのぼって、シャーシャーってスクロールして、ビタって目押しをします。すごい地道な作業ですよ。

ただ、寒い季節はこの子、っていう傾向はありますね。季節によって締まり具合が変わるんかな、セックスにもベストコンディションがあるんです。

――セックスに旬があるとは。

そうですね。そうして、季節ごとに回遊して帰ってくる。なんで帰ってきてくれるかって、互いの利害関係が一致してるからです。寂しかったり、彼氏ができるまでのつなぎやったり、心の傷を癒してほしかったり。ある意味で、お互いウィンウィンということ。どんな子でもウエルカムですけど、「今夜はご飯だけでいい」はちょっと僕には通用はしないです。

――具体的に相手に求めるものはあるのか。

セックスで相手に求めるのはギャップです。たとえば、僕はコンパに参加してる女性のことをよーく観察してまうんです。みんなを盛り上げようと頑張って話してる姿とか。そういう姿を見れるのは最初だけやから。

そういう子といざセックスするときの、さっきまでとのギャップがええ。こんな表情するんやなって。さらにいうと1回目のセックスだけじゃなく、何回もした後でわかってくる姿もええんです。

その子の家におるときに、宅急便が来たときの対応を見て「この子はこんな感じの外面なんや」って興奮できる。マンネリ化してるカップルは、恋人を自分の友達に会わせてみると、見たことない姿が見れるかもしれません。

――ブクロは異性をずっと見ている。

見ますよそら。セックスを楽しみたいからね。僕とセフレは心の隙間を埋めあっているんです。恋人よりも儚い関係かもしれないけど、ある意味で付き合うよりも奇跡なんです。ワンナイトだって、ある意味で運命。僕はセックスに奇跡を求めてるんかもしれんね。







■「人間は「隠」と「陽」の二つだけじゃない」【お悩みNo.32】私はいつもまわりにニコニコしていて、出来るだけ面白いトークをしようと常に心がけてしまいます。そのおかげか、「君の周りの人はいつも笑ってるね」などうれしいことを言ってもらえる時もあります。でも、正直しんどくなるし、1人でいることが大好きです。

そんな性格が転じて異性とも友達で終わってしまいます。本当はまだ未経験だし色んなことがしたいです。1人の女性としてどうしたらいいと思いますか？そんな女性もアリですか？【PN:寸ドゥブ・19歳・女性・学生】

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――いつもニコニコしてる女性からの質問。

テレビ局のAPさんに多いタイプですね。ニコニコしているのはいいことやと思うけど、それで自分がしんどいんやったら、合ってないんでしょうね。そしてそうやって無理しているのって、多分周囲にもばれてんのやろなと思います。

――友達からの評価が気になるのかも。

まだ19歳でしょう。この先まだまだ交友関係は広がると思いますけどね。今まで無理してクラスの中心にいようとしたけど、この子といるほうが楽やん。実は自分はこっちのグループなんやって気づくかもしれない。

学校という狭い社会で生きていると、やっぱり上に行きたいと思うし、みんなから嫌われたくないと思ってしまう。実はそんな周りの目なんか気にせんでよかったなって、後になってわかると思います。

――どこにいようと自分は自分。

マイペースなほうが楽でしょう。高校の頃、男前やしモテそうなやつなのに、あんまりみんなと絡まんやつがいてね。そいつのこと、女子はみんな気になってたみたいです。見てる人は見てる。

――ミステリアスなほうがモテる。

俳優さんもミステリアスな方が魅力的でしょう。自分が楽に生きられる場所があるんちゃうかな。

――無理にニコニコしなくていい。

いつも笑ってるから明るい性格で、そうやないと暗いかって話ですよ。僕は陰キャって言葉が嫌いです。人間って「隠」と「陽」の二つに分けられるわけないやないですか。明るく振る舞う場所があれば、そうでないときもある。そうやってグラデーションがあるのが人間でしょう。

せやから、人前で明るいとこばかり見せてたら、この人は無理してるんやろなって思ってまうでしょうね。陰と陽って表裏一体やと思うから。

――そういえば、あそこを陰部と言いますね。

僕のあそこはみんなを幸せにしてるから「陽部」かな。まあ、この子は本当にニコニコしたいかどうかっていうことです。おそらく、人と喋っているときに、笑っておかなあかんと思ってるだけなんです。だから、この子の頭の中には話が入ってきてないと思いますよ。

――そうすると周囲の信頼も得られない。

毎回同じ反応されたら、この子いまいち信用できへんなと思われても仕方ない。セックスも毎回同じ反応されたらいやでしょう。せやから、これからは人と話すときは、うなずいてるだけでもええんちゃうかなって。

しっかり相手の話を聞いてあげるだけで、あなたの人生はもっと楽になるんちゃうかなって思います。そして、そんなあなたを見てる人がきっとどこかにおるやろうし。





●東ブクロ

1985年10月6日生まれ大阪府茨木市出身

〇2008年に現在の相方である森田哲矢とお笑いコンビ『さらば青春の光』を結成。2017年に本名の東口宜隆から現在の芸名である東ブクロに改名した。芸能界を代表するプレイボーイとしても知られており、スキャンダルも含め多くの浮き名を流してきた。

公式YouTubeチャンネル『さらば青春の光Official Youtube Channel』

取材・文・撮影／キンマサタカ

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