ドウェイン・ジョンソンが主演し、クリス・エバンスが共演する「レッド・ワン」(公開中)。実は同作に関して、ある現象が起きている。それは“クランプス沼”にハマる人が続出しているということ。本記事では、細やかな設定と圧倒的ビジュアルを誇るクランプスの魅力を紐解いていく。
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【動画】「レッド・ワン」予告編
本国に先駆け、11月8日より世界最速で公開を迎えた「レッド・ワン」。強靭な肉体のマッチョサンタに、ドウェイン・ジョンソンとクリス・エバンスの凸凹バディの息の合った掛け合い、ダイナミックで心躍る壮大なアクションに魅了される人が続出している。SNSでは「こういうのが観たかった!」「頭空っぽで見れるのに要所要所がとても暖かくて笑顔になれる映画だった」「これぞクリスマス映画って感じでかなり良かったな。毎年テレビでやってくれ!」など“クリスマス映画の新定番”として浸透しつつある。
そんななか、冬の闇の王・クランプスへの“熱”も高まっているのだ。
「まさかの“癖”キャラ見つけてしまって頭抱えてる…クランプス、そのキャラは愛されるだろ…」
「クランプスの萌えキャラが過ぎる」
「クランプス好きすぎる…グッズ出してくれ~」
人気シーンのひとつが、カラムとクランプスが豪快な平手打ち対決を繰り広げる“クランプスシュラップ”。実は、これが行われているのは、1カ月ほど続く“クランプスナハト”の祝祭中。クランプスが盛大に祝う、唯一のホリデーだ。たくさんの不気味なキャラクターたちをもてなしているところに訪ねてきたカラムとジャックの2人は、サンタ誘拐のヒントを得るためやってきたのだが……果たして無事に帰れるのだろうか?ぜひ劇場で見届けてほしい。
本作の制作陣は、世界中にあふれるクリスマスの伝説や伝承をひもとく過程で、楽しくて明るい面もあれば、かなりダークな面もあることに気づいたという。監督のジェイク・カスダンは、クリスマスについて調べるうちに興味深いキャラクターにたくさんであったそう。そんな中、本作で起用されたのが最も有名な“クランプス”だ。
クランプスは巨大なヤギのような姿で、サンタが子どもたちを喜ばせてきたのと同じくらい、長い間恐怖に陥れてきた存在。製作を務めたハイラム・ガルシアは「クランプスはクリスマスの裏面。悪い子たちを罰する存在です。そのイメージを覆して、アンチヒーローのようにしたいと思いました。そのためには、特別な役者が必要でした」と話す。
この役にうってつけだったのが、アメリカでは「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズに登場する野人の戦頭トアマンド・ジャイアンツベイン役、そして「ワイルド・スピード ICE BREAK」のコナー・ローズ役として有名なクリストファー・ヒビュだった。
「私はかなり前からクリストファーの大ファンで、彼が真っ先に思い浮かび、それを本人に伝えました。いくつかのイメージを見せたところ、かなり興奮していましたね」とカスダン監督がキャスティングを振り返っている。
ガルシアは「クランプスをただのヴィラン(悪役)ではなく、複雑なキャラクターとして考えていました。クランプスはニック(サンタ)の義理の弟で、かつては兄と一緒に働いていました。“悪い子リスト”を作ったのはクランプスです。クランプスは罰を与えることに意識が向いてしまい、それにより、ニックとの間に亀裂が生まれてしましました」とジャックがリストアップされている“悪い子リスト”はクランプスが作ったものだと、キャラクター設定を明かしている。
そんなクランプスを魅力的、かつ繊細に演じているヒビュは、このように本作の魅力を語っている。
「サンタというコンセプトを真剣に捉えたのは、今回が初めて。サンタが仕事をこなすためには、かなりのインフラが整っていなければなりません。それを作り上げた想像力やユーモアに魅了され、僕はこの映画の世界と恋に落ちました。あふれんばかりのコメディとアクション、そして親子にまつわる希望に満ちたストーリーは、間違いなく観客を楽しませるでしょう。『レッド・ワン』には、あらゆるものが含まれています。スペクタクル、アクション、笑い、そして怖いシーンも少しだけ。家族みんなが楽しめる映画です」
【作品情報】
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レッド・ワン
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