石川遼が「いけるよ」とキャディの背中を後押し女子ゴルフ部キャプテンがプロを目指したきっかけとは?

高校2年生のときの写真。石川遼に背中を押してもらえたことで、プロを目指す決意をしたという和田純怜

石川遼が「いけるよ」とキャディの背中を後押し女子ゴルフ部キャプテンがプロを目指したきっかけとは?

11月14日(木) 14:44

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11月14日開催の「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー ファイナル」で、今シーズンが終了となるマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー。試合に出場している和田純怜もプロゴルファーを目指して日々研鑽を積む選手の一人だ。そんな彼女がプロになりたいと思うようになったきっかけは、石川遼との出会いにあるという。



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「高校生のときに石川遼プロのキャディをさせていただく機会があったんです。そのときに『いけるよ』と後押ししてくれて、それがきっかけでプロテストを受けて頑張ろうという気持ちに変わりました」

その試合というのが、2018年に開催された「フューチャーGOLFツアーin埼玉」。当時、ジャパンゴルフツアー選手会長だった石川遼が中心となり、同年からスタートしたもので、ゴルフの人気拡大とともに、ジュニア育成を大きな目標に掲げている試合だ。

「当時、正智深谷高校(埼玉県)の女子ゴルフ部でキャプテンを務めていたのですが、石川プロが地元のゴルフ部の人にキャディをお願いしたいということで、うちの高校に打診があったそうです。キャプテンだったこともあり、石川プロのキャディを任されることになりました」

地域のジュニア育成という観点から、地元の高校ゴルフ部に声がかかり、当時高校2年生だった和田が抜てきされた。しかし、大役を任された重圧からか、「試合中はドキドキが止まらなくて、4番ホールくらいまでガチガチだった」と語っている。

試合でキャディを務めること自体も初めての経験で、「こういう機会をいただけるのは、とてもうれしいです。プレースタイルや心構えなど、ひとつひとつが勉強になりました。今日の体験は、ゴルフ人生に生かせるものになると思います」と、当時の取材で答えていた。

今年のプロテストは2次予選で敗退してしまったが、課題も見えた。今はその克服も行っている。

「ショットはそんなに悪くなかったのですが、アプローチの引き出しをもうちょっと増やせたらと感じる場面がありました。キャリーや、落としどころからどれくらいコロがるかなど、そうした計算をしっかり行うことを課題にしたいです。アプローチ自体は得意で、自分の思ったところにも打てているので、精度を高めていきたいですね」

石川遼の後押しに結果で応えられるよう、これからも和田のゴルフ漬けの日々は続いていく。

■和田純怜
わだ・すみれ/2001年生まれ、埼玉県出身。父の影響でゴルフを始め、正智深谷高等学校ではゴルフ部に所属し、キャプテンを務める。2023年からマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに参戦。まずは1勝を目指し奮闘している。

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