実は…冷凍が使いやすい!【業務スーパー】甘酸っぱくてフルーティー♪「冷凍パイナップル(チャンク)」活用レシピ
南国フルーツらしい華やかな香りと、甘酸っぱさが味わえる業務スーパーの冷凍パイナップル。パクっとつまみやすいサイズでカットされているので、そのままでも食べやすく、料理やスイーツ作りにも使いやすいのが魅力です。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
業務スーパーでは国内外のフルーツが冷凍食品として販売されていますが、爽やかな甘酸っぱさと香りのパイナップルが人気となっています。パイナップルというと缶詰のイメージも強いですが、冷凍も負けず劣らず使い勝手がよくてオススメです。
今回は業務スーパーで販売されている冷凍パイナップルの特徴や使い方、活用レシピを合わせてご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
【業務スーパー】冷凍パイナップル(チャンク)
冷凍パイナップルは、冷凍フルーツのコーナーに陳列されています。ただし、季節やタイミングによって売り切れていたり、店舗によって取り扱う商品も多少違うことも。その人気の理由は、おいしさと使い勝手のよさにあります。
商品詳細
■原材料名:パインアップル
■内容量:500g
■賞味期限:購入時より9ヶ月
■保存方法:-18℃以下で保存してください。
■加熱調理の必要性:解凍後、そのまま召し上がりください。
■原産国:ベトナム
■購入時価格:417円
■栄養成分表示(100g当たり)
エネルギー 54kcal、たんぱく質 0.5g、脂質 0g、炭水化物 13.1g、食塩相当量 0g(推定値)
缶詰のおかげもあり、ほかの南国フルーツよりも身近に感じるパイナップルですが、生のパイナップルというとなかなかハードルが高くなりませんか? どうやってカットすればいいのかわからなかったり、1個あたりも大きいうえに、熟しているのかもわかりにくい……。
そもそもパイナップルは、収穫後に追熟しないフルーツなのだそう。収穫のタイミングが重要だそうで、その地点で甘さなどの味が決まってしまうんです。ということは
「固くて酸っぱい、しかも口がピリピリする〜!」というのは、残念ながら収穫のタイミングが早すぎたものなのかも。ただ、切ってみないとわからないこともあり、生のパイナップルは意外に失敗も多いんですよね。
その点、冷凍パイナップルは食べごろの状態を見計らって急速冷凍しているので、ちゃんとおいしいパイナップルが食べられます。
食べやすい大きさにカットまでされてバラ冷凍。たっぷり500gの量が入っています。パイナップルをカットする面倒さがないのは本当に楽ちん♪ 缶詰もおいしいけれど、シロップの甘味が加わってしまうんですよね。冷凍パイナップルであれば、フルーツそのものの味を楽しめるのでいいですよね。
【業務スーパー】冷凍パイナップルの使い方
冷凍~半解凍
パイナップルは加熱などしなくても食べられる食材。冷凍庫から出して直ぐは少し固いですが、シャリシャリッとしてシャーベット感覚でおいしくいただけます。食べやすいのは半解凍くらい。アイスの味わいも、フルーツのフレッシュさも楽しめます。
完全に解凍
通常食材を冷凍解凍すると繊維が壊れて食感が悪くなったり、水っぽくなったりします。パイナップルも完全に解凍すると水分が染み出てしまい、味も栄養も流出してしまいますが、ほかのフルーツに比べると少ない方。元々繊維質なので、解凍してもつぶれるようなやわらかさにはなりません。缶詰のパイナップルのような食感に近いかも。
うまみが抜けるのは残念なので、丸ごと味わえるような使い方をするようにしたら◎。解凍してもしっかりしている繊維は、よく噛まないといけないのでダイエット効果がありそう~(笑)。
用途に合わせてカット
食べやすい大きさにカットされていますが、ひと口で食べるにはちょっと大きめ。用途によってはもっと小さくして使いたい場合もありますよね。冷凍庫から出した直後は固いものの、すぐに包丁の刃が入るようになるので、好きな大きさや形にカット可能です。
繊維があるため、しっかりしていて潰れずカットしやすいですが、解凍した後よりも凍ったままや半解凍のときのほうが、さらにカットしやすいのでオススメ。
この繊維はとってもしっかりしていて、潰したり溶かしたりはなかなか難しいので、もし滑らかにしたいときにはミキサーやブレンダーで撹拌してみてください。
混ぜ込む
パイナップルをそのまま食べるだけでも購入の価値がありますが、ほかの食材と合わせたり、生地に混ぜ込んだりする使い方もいいですよね。パイナップルはオリジナリティのある香りや味わいがあるので、存在感を発揮してくれます。
加熱する
パイナップルをそのまま味わう方法ばかりではなく、加熱調理しても使われるフルーツです。加熱すると酸味が和らぎ、より甘味を強く感じます。長く加熱すると色も変わってくるので、酸味や鮮やかな黄色い色を活かしたい場合は、最後に加えたりして短時間で仕上げるようにします。
ちなみに加熱しても繊維は溶けたりしないので、使い方によってはあらかじめカットしてから加熱したほうがいいことも。また、加熱するとパイナップルに含まれるビタミンCなど壊れてしまう成分もあります。
南国フルーツには肉や魚のたんぱく質をやわらかくする効果がある酵素を含むものがたくさんありますが、パイナップルもそのひとつ。この酵素も熱で壊れて効果がなくなってしまいます。加熱する前の肉や魚に下味をつけるときに、パイナップルを加えると酵素の力でやわらかく仕上がります。加熱時にそのままパイナップルも加えると甘味や酸味をつけることもできます。
実はパイナップルを食べると口がピリピリするのは、この酵素が原因。ゼリーなどにパイナップルを入れると固まりにくくなるのも、この酵素がゼラチンのたんぱく質を分解してしまうから。加熱することでそれを防ぐことができます。
【業務スーパー】冷凍パイナップル活用レシピ
冷凍パイナップルはそのまま食べても、トロピカルな味わいが楽しめておいしく、それだけで十分冷凍庫にストックしておく価値があります。でも、せっかくなのでもっと楽しめるアイデアをご紹介したいと思います。
パイナップルジャム
パイナップルの華やかな香りと甘酸っぱさがおいしいジャム。香りや酸味が飛ばないよう強火で一気に煮詰めて、短時間で仕上げます。
材料
・冷凍パイナップル……200g
・砂糖……80g
・レモン汁……小さじ1
※砂糖は白砂糖でもグラニュー糖でもキビ砂糖でもお好みで。パイナップルに対し30~50%程度加えます。
下準備
でき上ったジャムを入れる瓶をあらかじめ消毒しておきます。熱湯消毒やアルコール食毒をして乾かしておきましょう。
作り方
① パイナップルを細かく刻む。
② パイナップルと砂糖を混ぜて30分置く。
③ 水分がしっかり出てきたら、焦げないようかき混ぜながら強火で3~4分加熱する。
④ 水分が少なくなり、とろっとしてきたら火を止め、レモン汁を加える。
⑤ 清潔な瓶に詰めて蓋をし、逆さまにしてそのまま冷ます。
※事前に砂糖をまぶして水分を引き出しておくことで、加熱時間を短縮することができます。
※長期間保存したい場合は脱気消毒します。軽く蓋をした状態で熱湯で15分ほど加熱し、蓋を締め直して逆さまにしてそのまま冷まします。しっかり脱気できれば常温で半年でも保存可。
一気に煮詰めたおかげで色もキレイで、パイナップルの香りや酸味も◎。甘酸っぱいパイナップルジャムは、パンに塗ったりヨーグルトにかけたり……ふわっとフルーティーな香りが広がり、気分が上がる味わいです♪
パイナップルバター
パイナップルジャムは、使い方次第でいろいろ楽しめます。ジャムを加えたバターはまるでスイーツ。クラッカーに塗ったり、パンに塗ったり、パンケーキやビスケットにもおすすめ。
材料
・パイナップルジャム……大さじ1
・無塩バター……30g
作り方
① バターを室温に戻し、泡立て器でかき混ぜてふわっとやわらかなクリーム状にする。
② パイナップルジャムを加えてよく混ぜる。
※混ぜるだけですが、必ずバターを混ぜて空気を含んだやわらかなクリーム状にしてからジャムを加えてください。固いまま混ぜると、分離して上手く混じりません。
クッキーなどで挟めば、パイナップルバターサンドクッキーに変身! パイナップルの酸味がよいアクセントとなっておいしいですよ♪
パイナップルとクリームチーズのお花パイ
もうひとつ、ジャムを活用したレシピをご紹介します。パイナップルは乳製品との相性抜群。中でも酸味とコクがあるクリームチーズは、パイナップルとすごく合うんです。パイ生地で包んでお花の形のパイにしてみました。
材料(4個分)
・パイナップルジャム……50~60g
・クリームチーズ……30g
・冷凍パイシート……1枚
作り方
① パイシートを冷凍庫から出して10分ほど置いて解凍し、めん棒で伸ばして正方形にする。
② パイシートを縦横半分にカットして4枚にし、それぞれにクリームチーズとパイナップルジャムをのせる。
③ パイシートの対角の端を合わせてつまみ、中身が出ないように包んでしっかり閉じる。
④ オーブンの鉄板にオーブンペーパーを敷き、③をひっくり返して置いて、上から押して平らにする。
⑤ 放射線状に切り込みを8本入れる。
⑥ 隣り合わせで内側にねじって端を合わせてとがらせる。
⑦ 4つの花びらになるよう同じようにねじって、先をとがらせて整える。
⑧ 中心を窪ませ、パイナップルジャムをのせる。
⑨ 200℃に予熱したオーブンで15分程度焼く。
※パイシートが緩んできたら冷蔵庫に入れて冷やすと、しっかりして扱いやすくなります。
※伸ばすときや平らにするときは、上にラップを被せてするとくっつかずに作業しやすいです。
四葉のクローバーのような、4枚の花びらのお花の形のパイ。ちょっとつまむのにちょうどいいサイズで、ちょっとかわいいのがポイントです。こんな形を作るのは面倒……という場合は三角や四角の形でももちろんOK! 中身はジャムとクリームチーズを入れるだけなので、ジャムが残っていて使いたいな~なんてときに作ってみて。
パイナップルとヨーグルトのアイスケーキ
加熱した甘みの強いパイナップルもおいしいけれど、加熱しないそのままのパイナップルの爽やかな酸味と甘味もいいですよね。水切りヨーグルトと生クリームを使った生地に、パイナップルとナッツとココナッツサブレを加えてアイスケーキにしました。
材料(パウンド型1本分)
・冷凍パイナップル……100g
・無糖ヨーグルト……400g
・砂糖……50g
・ココナッツサブレ……8枚
・ミックスナッツ……45g
※ココナッツはパイナップルと同じ南国フルーツなので、今回はココナッツサブレを合わせてみました。ビスケットやクラッカーなどお好みのものでOKです。
下準備
▼ヨーグルト
ザルにキッチンペーパーを2枚重ねで敷き、ヨーグルトを入れて冷蔵庫でひと晩置いて400gが200gになる程度に水切りする(出た水分は栄養豊富なホエーなので、飲み物や料理に加えて消費してください)。
▼型にペーパーを敷く
パウンドケーキ型にオーブンペーパーを敷いておく。少し大きめにすると、あとで上部を包めるので◎。
▼ミックスナッツ
食べやすい大きさに刻む。
▼ココナッツサブレ
適当な大きさに割る。
▼冷凍パイナップル
食べやすい大きさに切る。解凍しないように切ったら混ぜ込むまでは冷凍庫へ。
作り方
① 生クリームに砂糖を加えて七分立てにする。
② 水切りしたヨーグルトを加えて混ぜる。
③ パイナップル、ミックスナッツ、ココナッツサブレを加えて混ぜる。
④ 型に詰め、余ったオーブンペーパーで上部を包むように折りたたみ、ラップをかけてから冷凍庫で冷やし固める。
しっかり固まったら型から外し、食べやすい幅でカットしてください。冷凍庫から出してすぐに外せない場合は、型の側面を温めてあげると取り外しやすくなります。少し置いて切りやすくしてからカットすると、きれいにカットできますよ♪
ヨーグルトの酸味とフルーティーなパイナップルは間違いなし。ナッツとサブレもアクセントになってカッサータ風に。コクがあるけれどさっぱりした後味なので、つい食べすぎてしまうので気をつけて。
まとめ
業務スーパーの冷凍パイナップルはそのまま食べても、料理やスイーツ作りで使ってもおいしく人気があります。食べやすいサイズにカットもされて、バラ冷凍になっているので、欲しい分だけ使えるのも便利なポイントです。
フレッシュなパイナップルの香りや甘酸っぱさを楽しむことも、ほかの食材に混ぜ込んだり、調理したりもでき、さまざまな使い方ができますよ♪ ぜひ試してみてくださいね。