松山英樹と6年ぶり同組石川遼は“戦闘モード”も「逆になってしまった…」

戦闘意欲を高めた石川遼だったが…裏目に出た?(撮影:米山聡明)

松山英樹と6年ぶり同組石川遼は“戦闘モード”も「逆になってしまった…」

11月14日(木) 18:42

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<ダンロップフェニックス初日◇14日◇フェニックスカントリークラブ (宮崎県)◇7042ヤード・パー71>

前戦の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー通算20勝目を挙げた石川遼だが、初日は出遅れた。3バーディ・3ボギーの「71」とスコアを伸ばせず、イーブンパー・48位タイで2日目を迎える。



松山英樹とのラウンドに遼もウキウキ【写真】


朝一のティショットは「フォア!」の声とともに左の林へ。2打目は出すだけとなり、グリーン手前25ヤードのアプローチが残った。グリーンは受けており、ピンが手前のため奥にオーバーさせられない難しいシーンだったが、50センチにつけてなんとかパー発進とした。

一日を振り返り、「スイング自体もあまり良くなかった感触がある」と表情を曇らせた。この日、フェアウェイをキープしたのは14ホール中わずか3回。「結果に出てしまいましたし、正直、ミスが出るにふさわしいスイングだったと思います」とスイングの違和感がスコアに影響した。

「一緒に回った人も人なので、ちょっと自分の悪い部分が出てしまった」と、苦笑いしたのは、約6年ぶりに試合でラウンドをともにした松山英樹についてだ。今季米ツアー2勝や「パリ五輪」での銅メダルなど、世界ランキング7位につける日本のエースとラウンドしたことで、“良い意味で”戦闘モードが高まったというが、それが裏目に出た。

「自分がしっかりコントロールできることに集中しなければいけないのに、それができなかった。(松山とともに)もっといいプレーをしたいなと思いながらやっていたけど、(空回りして)逆になってしまった。まだまだだな」

気持ちとプレーが噛み合わない中、最終9番ではバーディパットを外し、悔しい表情を見せた。最後まで思い通りのプレーができず、無念が残る一日となった。

好位置で決勝ラウンドに進むためには、2日目の巻き返しが欠かせない。「楽しむためにも、自分のやるべきことをしっかりとやらないといけない。そういうプレーができるホールを増やしていくことが、あすのテーマです」と意気込んだ。その後は練習場に向かい、コーチとスイングを撮影し、細かく確認。納得のいく4日間とするために、ここから立て直しを図る。(文・高木彩音)


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