わが子が学校でどんな風に過ごしているか、親としては気になるものでしょう。親の目が完全には行き届かないところだからこそ心配になってしまうこともあるかもしれません。さらにわが子が望まない役割を押し付けられていることを知ったら、穏やかな気持ちではいられませんよね。
『小5の娘が、小1の頃から支援級の子のお世話係になっています。最初は良かったのですが、去年あたりから相手の子が娘の悪口を言ったりするようになり、娘もいやになっているようです。懇談のときに「来年は違うクラスにして」と意見してもいいものでしょうか?』
娘さんがいわゆる「お世話係」を押し付けられて、悩んでいる投稿者さん。具体的には社会科見学や宿泊学習などのときに同じ班にさせられたり、バスでも隣の席に座らされたりしているのだそうです。娘さんの同意があるならば納得ができますが、先生の意向だけで決まっているというのですから驚きですね。しかも相手の子が感謝をしているならまだしも、最近では相手の子から悪口を言われたり追いかけ回されたりしているそう。そんな関係性に娘さんもウンザリしてしまったようです。業を煮やした投稿者さんは、懇談の際に先生に話すべきかと考えママスタコミュニティで相談してくれました。
わが子も「お世話係」だったよ……
『娘が3年生のころ、「○○君のことよろしくね」って支援級の子のお世話を担任から言われたそう。3回連続で隣の席にされたときは「もうやめてほしい」って連絡帳でお願いして、すぐに席を変えてもらったわ。1人に負担かけるのは間違ってるよね』
『うちの子も支援級の子のお世話係で、メンタルをやられて家で荒れてた。先生に伝えたけど何もしてくれなかった。その後にうちの子が不登校になりかけて、やっと先生が席を離してくれた』
ママたちの体験談を聞く限り、やはりお世話係は大変なのですね……。先生としては相手の子のためを思ってお世話係をお願いしているのかもしれません。しかし無理に押し付けられた方としては反発するのも当たり前でしょう。
学校側の配慮が足りないよね
先生には絶対に伝えたほうがいい
「どうするべきか」と悩む投稿者さんの背中を、ママたちはそっと押しました。
『絶対に言う。「うちの子は他の子をお世話をするために、学校行ってんじゃないよ!」って話だよ。何なら「迷惑です」って言ってもいい』
『伝えた方がいい。さもないと来年の修学旅行まで同じ班だよ。担任に話が通じなかったら、教頭や副校長に言えばいい。私が投稿者さんの立場なら腹立って仕方ないわ』
今はまだ先生に話すべきか悩んでいる投稿者さん。しかしママたちからの答えは「絶対に言った方がいい!」という強いものでした。娘さんが今の関係について不満を抱いていないならば先生に伝える必要はないでしょう。しかし今回のケースでは娘さんも明確に「嫌だ」と拒否反応を示しています。まずは担任の先生に話してみて、埒が明かなければ他の先生に話をしてみるのも効果的ではないでしょうか。
そもそも生徒のフォローは、基本的に先生の役目では?
『これは学校側と担任の先生が悪いよね。学校側の配慮が足りない。会社じゃあるまいし、なんで小学生に負担かけてんの。先生の仕事を押し付けてるようなもんだよ』
『学校側に問題があると思うわ。学校は特定の子というより、いろいろな形で他の子たちとも関わらせないと。結局教師が楽だからそういう方向に流れるんだよね。子どもの善意につけ込んだ悪徳行為、職務怠慢だよ』
「生徒が望んでいない役割を無理矢理押し付けるべきじゃない」と話したママたちもいました。そもそも生徒のフォローをするのは、基本的に先生の役目でしょう。先生の手が足りない場合には生徒にお願いすることもあるかもしれませんが、その役割を誰かひとりに押し付けるのは決して称賛される行為ではありません。娘さんの善意に付け込んでいると受け取られても仕方がないかもしれません。
投稿者さん、ついに懇談へ!
投稿者さんは最後にコメントをしてくれました。
『娘からも「話してほしい」と念押しされたので、懇談で話をしてきました。娘も先生に伝えていたようでスムーズに話ができました。来年度はクラスを離してほしいとお伝えして納得していただけました』
懇談にて先生に話を付けたようですね。先生も娘さんの気持ちに理解を示したらしく、今後はお世話係を勝手にやらされることもなさそうです。この結末にママたちは労いの声をかけました。
『娘さんから念押しされたってことは、娘さんはもう限界だったんだね。これから先も事あるごとに「無理」を言い続けて娘さんを守ってあげて』
『解決して良かったですね。やっと学校生活を満喫できますね!娘さんが楽しい学校生活を送れますように』
ママたちが言う通り、娘さんが楽しい学校生活を送れるといいですね。
先生から毎回「お世話係」に任命されたら、ウンザリしてしまうのは当然でしょう。「学校に行きたくない」と感じてしまうことだってあるかもしれません。生徒のフォローをするのは、まずは先生。どうしても手が必要な場合は、誰かひとりだけに負担がかからないようにバランスを取るのが大切なのかもしれませんね。
文・motte編集・いけがみもえイラスト・マメ美
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