新婦側の出席者が極端に少ない結婚式。ウラでは修羅場が…/びっくり体験人気記事BEST

新婦側の出席者が極端に少ない結婚式。ウラでは修羅場が…/びっくり体験人気記事BEST

11月13日(水) 15:47

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女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2021年11月18日記事は取材時の状況)

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多少の差はあっても新郎側・新婦側の双方のゲストが同じくらい人数になるように調整する結婚披露宴。ところが、なかにはそれを無視したかのような招待客のバランスが不均等な場合もあります。

違和感だらけで開始前からザワつく会場



今から5年ほど前、従弟(いとこ)の結婚式に参加した遠藤亜樹さん(仮名・40歳)も自分たち新郎側の招待客のほうが極端に多かったとか。そのため、当時のことは今でも鮮明に覚えているといいます。

「通常は新郎新婦の席に向かって左側が新郎、右側が新婦の招待客になるじゃないですか。ただ、この式では本来新婦側のゲストが座る右側の円卓にも新郎の友人、会社関係の方たちが座っていたんです。それで『なんでこっち側なの?』って話している声が聞こえ、式が始まる前からちょっとザワついている感じはしました」

本人が後で別の親族から聞いた話によると、新郎側が40数人だったのに対し、新婦側はたったの10数人。しかも、彼女の両親や親族ばかりだったそうです。

「会場にはきちんとセッティングされながらも誰も座っていない円卓が後方にいくつもありました。あくまで私の推測ですが、新婦サイドのゲストはもっと大勢来る予定だったのかもしれません。新郎側は直前まで周りの人とおしゃべりしていましたけど、新婦側で談笑する方は見られず、みなさん険(けわ)しい表情をしているように見えました」

30分遅れで開始するが新郎の表情が…



また、披露宴は開始予定時間になっても始まらず、「大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください」とのアナウンス。結局、席に座った状態でさらに30分ほど待たされ、それからようやく新郎新婦が入場してきたそうです。

「けど、新郎の従弟に笑顔はなく、まるで能面みたいな無表情な顔をしていたんです。言葉では上手く説明できませんが、緊張でカタくなってるのとは明らかに違う気がしました。

彼は昔から喜怒哀楽をハッキリ出すタイプ。一緒に出席した母も『やっぱりおかしいわよね。何かあったのかしら……』と心配そうにしていました」

大幅に遅れて始まったのに予定より早く終了



お祝いのスピーチも新郎側の3名に対して新婦側は1名だけ。それも当日になって急きょ頼まれたのか途中何度も噛んだり、しどろもどろになる場面も。

そして、余興は新郎側の友人が行っただけで、新婦側からは何もなし。そんな状況でしたから盛り上がらないまま式は進んだようです。

「きっとスピーチを任されていた人も余興担当の友人たちもドタキャンでしたんでしょうね。30分遅れで始まったのに終わったのは予定の終了時刻よりも早かったほど。たぶんプログラムが大幅にカットされていたんだと思います」

それでもなんとか結婚式は終了。ところが、出口で出席者を見送る新郎は亜樹さんに対し、お礼ではなく「今日はごめんね」と小声で謝罪。この言葉を聞いて、ウラでとんでもない修羅場が訪れていたことを確信します。

「私は親族なのでそのまま帰りましたが、彼の友人たちが企画していた二次会は中止。ただの飲み会になったみたいです。実際、あの雰囲気で新郎新婦が出るとは想像できませんしね」

複数の男性との浮気が発覚



しかし、気になるのは新婦側のゲストが極端に少なかった理由。何があったのでしょうか?

「一緒に帰った叔母に教えてもらいましたが、新婦は複数の男性と浮気をしていたことが式の数日前に発覚したそうです。それも相手には自分の友達の彼氏や仕事関係の人もいたそうです。いずれも相手は既婚者ではなかったみたいですけど、それを知った招待客が出席をボイコットしたって。

田舎だったので体裁(ていさい)を気にした彼の両親が頼み込んで形ばかりの式を挙げさせたっていうのが真相なのですが、あれなら中止にしたほうがよかったでしょうね」

当然、入籍はナシに



結婚式から約半月後、新郎が亜樹さんの家を訪ね、ご祝儀を返却。その際、詳しい経緯が本人から語られることはなかったものの、「籍を入れずに別れることになった」と説明を受けたそうです。

「詳細を聞ける空気ではなかったため、世間話を少ししただけで帰りましたが、見るからに疲れた顔をしていましたね。けど、今は彼も素敵な奥さんとかわいい子供に囲まれ、幸せそうにしているので本当によかったと心から思います」

結婚目前でパートナーの浮気発覚という話はたまに聞きますが、その事実を知りながらの挙式はまさに罰ゲーム。当事者だけでなく出席者にとっても別の意味で印象に残るとは思いますが……。

<文/トシタカマサイラスト/朝倉千夏>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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