11月13日(水) 13:00
プロ3年目の尾関彩美悠はフェアウェイキープ率が年々上昇。1年目の2022年が66.67%、2年目の23年が69.92%、そして今年は73.67%まで上がった。今回は尾関が持ち球とするドローでフェアウェイをキープするコツを聞くと、右手と右足を同時に前に出す“ナンバ走り”のような動きだった。
肩を上下に、ヒザを前後に動かす尾関のドロースイングをチェック【写真】
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ドローボールを打つにはイン・トゥ・イン軌道で打つことが大切です。その軌道を安定させるためには軸を動かさないこと。頭が動いたり、左右にスライドする動きが大きくなると軸がズレるので、ドローボールが安定しません。
軸を安定させるポイントは肩とヒザです。テークバックでは左ヒザを前に出して左肩を下げる。ダウンスイングでは反対に右ヒザを前に出して、右肩を下げていきます。スイング中はヒザを前後、肩は上下に動かすだけ。そうすれば、体を左右にスライドする動きがなくなるので、軸が安定します。
もう一つのポイントは左ヒジの使い方です。特にスライスに悩んでいる人は、フォローで左ワキが空いてしまうタイプが多い。左ワキが空くとインパクトでヘッドの軌道が不安定になります。それを解決するには左ヒジを体にくっつけることが大事。左ヒジを左ワキ腹につけて打つと左ヒジが支点になるので、ヘッドが抜けていく通り道が安定します。
■尾関彩美悠
おぜき・あみゆ/ 2003年生まれ、岡山県出身。21年のプロテストでトップ合格を果たすと、翌22年にツアー初優勝。今季は優勝こそないが、平均ストローク11位(70.83)と安定した成績を残している。JFEスチール所属。
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