赤ちゃん連れの飛行機、周りにどう思われてる? パパ・ママが旅行をためらう要因は「機内での赤ちゃんのお世話」「他の乗客からの視線」

赤ちゃん連れの飛行機、周りにどう思われてる? パパ・ママが旅行をためらう要因は「機内での赤ちゃんのお世話」「他の乗客からの視線」

赤ちゃん連れの飛行機、周りにどう思われてる? パパ・ママが旅行をためらう要因は「機内での赤ちゃんのお世話」「他の乗客からの視線」

11月12日(火) 6:51

江崎グリコとJALグループの航空会社であるジェイエア(以下、J-AIR)は10月23日、赤ちゃん連れの空の旅を支援する「スマイルフライトプロジェクト」を開始することを発表しました。それにともない、大阪国際空港(伊丹空港)にて記者発表会が行われました。
赤ちゃん連れの移動をより快適に過ごしてほしい

江崎グリコ×J-AIR「スマイルフライトプロジェクト」記者発表会

【写真左から】江崎グリコ Co育てプロジェクトリーダー 木下直也さん/ゲストで登場した赤ちゃん連れのパパとママ/ジェイエア 客室企画室企画グループ長 金澤ゆかりさん
同プロジェクトは、2024年11月1日〜12月15日に運航するJ-AIR全便において、乳児(1歳未満)または、幼児(1歳以上3歳未満)の子ども連れに対し、希望する場合は乳幼児用液体ミルクの「アイクレオ 赤ちゃんミルク」や「幼児のみもの こどもスムージー」を提供する取り組みです。

機内で乳児用液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」を提供する様子(イメージ)
J-AIRによると、飛行機は気圧の変化により離着陸時に耳が痛くなることがありますが、授乳により耳の詰まりが解消されるケースがあることから、シートベルト着用サインが点灯していて客室乗務員が調乳対応などのサポートができない中でも、事前に「アイクレオ 赤ちゃんミルク」や「幼児のみもの こどもスムージー」を提供することで赤ちゃん連れの空の旅を快適に過ごしてほしいという思いが込められています。

ジェイエア 客室企画室企画グループ長 金澤ゆかりさん
赤ちゃん連れの飛行機移動に関する調査結果
赤ちゃん連れの飛行機での移動は、ママやパパにとって心配なことも多いでしょう。赤ちゃん連れでの飛行機移動の大変さや、周囲の乗客からどう見られているのかなど、一度は不安・心配になったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回の発表会では、江崎グリコが20〜60代の男女計600人を対象に行った「赤ちゃんと飛行機に関する意識調査」(2024年7月実施)の調査結果も紹介されました。

調査結果について説明する、江崎グリコ Co育てプロジェクトリーダー 木下直也さん
20〜30代の子どもがいる人を対象にした「赤ちゃんがいることで、飛行機旅行をためらった経験がありますか?」という質問に対して、「はい」と答えた人は67.6%という結果でした。子育て中の約7割の人が、赤ちゃんがいる中での移動方法として飛行機を選ぶのに思い悩んだことがあるようです。

赤ちゃんがいることで飛行機旅行をためらった経験がありますか?/江崎グリコリリースより引用
続いて、飛行機での旅行をためらった要因には「赤ちゃんが泣き続けたらどうすることもできないから」(81.7%)がもっとも多く、以下「機内での授乳やおむつ替えが大変そうだから」(54.9%)、「同情する他の乗客の視線が気になるから」(42.3%)という回答が続きました。赤ちゃんのお世話のほか、乗客に関するものが多い傾向にあるようです。

飛行機での旅行をためらった要因として該当するものを以下より選択してください(上位2つまで)/江崎グリコリリースより引用
「赤ちゃんとの飛行機旅行時に不安に感じる点はどこか」という質問に対しては、「他の乗客へ迷惑をかけてしまうのがつらい」(52.6%)、「他の乗客から迷惑だと思われているのではないか心配」(48%)という声が多く上がりました。飛行機内では乗客は比較的静かに過ごすため、赤ちゃんの泣き声はより響き渡って聞こえてしまうような感覚に陥りがち。周りの人たちの迷惑になっていないかと不安になり、焦ってしまうママやパパが多いようです。

赤ちゃんとの飛行機旅行時に不安に感じる点はどこか(上位2つまで)/江崎グリコリリースより引用
その一方で、「飛行機内であなたが泣き続ける赤ちゃんの近隣に着席した場合、あなた自身が最もとるべきだと思うアクションはどれですか?」という質問に対しては「心の中で応援するが、特にアクションは起こさない」(50.2%)、「直接声をかけるなどちょっとした気遣い」(36%)がありました。赤ちゃん連れの近くに座った場合は、心の中で応援したり、パパ・ママを気にかけたりする人が多いようです。

飛行機内であなたが泣き続ける赤ちゃんの近隣に着席した場合あなた自身が最もとるべアクションはどれですか?/江崎グリコリリースより引用
また、赤ちゃんの近くに着席した人が、近くにいる客室乗務員さんに最もとってもらいたいアクションには「ミルクやおもちゃなど赤ちゃんの気が引けそうのものを提供する」(36.8%)が多く、次いで「人が少ないスペースへの移動を促す(安全確保時)」(33.3%)と多くなりました。客室乗務員には、何かしらの働きかけをお願いしたいと思っている人が多いことがうかがえます。

飛行機内であなたが泣き続ける赤ちゃんの近隣に着席していた場合近くにいる客室乗務員(CA)に最もとってもらいたいアクションはどれですか?(上位2つまで)/江崎グリコリリースより引用
まとめ
今回この記者発表会に参加してみて、周囲に迷惑をかけてしまわないかという気持ちがある赤ちゃん連れのママやパパが多いことに対し、約9割の人が応援してくれているという回答結果に驚きました。

私自身も生後6ヶ月の娘を連れて、九州へ行く際に飛行機にするか迷った経験があります。しかし泣き出したときに抱っこして歩き回れる状況ではないことや、すぐに授乳できる環境でないことから、飛行機での旅行を断念して車で行った経験がありました……。

しかし調査結果では、みんな心の中ではママやパパを応援してくれている、ということがわかったので、これからは少しホッとした気持ちで飛行機に乗れそうです!

また赤ちゃんの耳抜きのためには、離陸後や着陸時に授乳することのがいいとのこと。このタイミングで簡単に授乳できる液体ミルクは、赤ちゃん連れの人にうれしいですよね!

今後子ども連れの空の旅を予定している人は、J-AIRを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
「スマイルフライトプロジェクト」概要
スマイルフライトプロジェクト

期間:2024年11月1日〜12月15日

対象便:J-AIR運航の全便

実施内容:乳児(1歳未満)、幼児(1歳以上3歳未満)を連れている乗客に対し「アイクレオ 赤ちゃんミルク」または「幼児のみもの こどもスムージー(1歳以上)」を提供

※天候・搭載状況などの理由により提供できない場合があります

スマイルフライトプロジェクトのポスター
江崎グリコ「スマイルフライトプロジェクト」リリース

https://www.glico.com/jp/newscenter/pressrelease/46652/

(取材・文:谷岡友梨)

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