Visit Swedenは、欧州連合知的財産庁(EUIPO)に国名を商標登録する。
旅先の取り違えに終止符を打つため、本場スウェーデンを体験したい無防備な旅行者を混乱させる恐れのある国際的な地名の重複から名前を保護するために申請したという。国名を商標申請したのは世界で初めて。
世界には、「Sweden」が8か所、「Germany」が複数、「America」が数十か所、「London」が34か所存在するという。Visit Swedenの調査では、旅行者のうち8%が同じ地名を見つけ、間違った場所に行ってしまったことがあると回答している。
Visit SwedenのSusanne Anderson最高経営責任者(CEO)は、「他の場所がスウェーデンという呼称を欲しがっているのは光栄ではありますが、スウェーデンという名前は1つでよいと私たちは思っています。つまり、我が国スウェーデンだけです。湖、島、森林、そして世界最高の組み立て式家具があるこの国です」とコメントし、今回の商標申請は、ファッション、製品、そして今では旅先でさえも”偽物”に人々が警戒を強めている現在、ブランドの正統性を守るという最近の傾向を反映した動きとしている。
2023年には、多くの人がスウェーデンとスイスを混同していることを解決する方法を提案し、混乱を終わらせたいとの意向を
示していた
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