愛子さま佳子さまとプライベートでLINEする仲!宮中茶会の絶妙連携にあった「秘密のやり取り」

11月5日、宮中茶会での愛子さまと佳子さまは、絶妙な連携で会話を弾ませられていたという(写真:時事通

愛子さま佳子さまとプライベートでLINEする仲!宮中茶会の絶妙連携にあった「秘密のやり取り」

11月12日(火) 6:00

「おめでとうございます」
「緑がきれいですよね」

愛子さまと佳子さまのこんなお言葉が聞こえてきた皇居・宮殿の「連翠」では、11月5日、文化勲章受章者と文化功労者を招いた宮中茶会が開かれていた。茶会はコロナ禍で見送られてきたため、飲食を伴う茶会の開催は5年ぶり。天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻に続いて、愛子さまと佳子さまが招待者の前に並ばれた。

愛子さまにとっては初めてのご出席となったが、堂々たるご様子だったようだ。出席者の一人で、天皇ご一家と長年交流があるチェリストの堤剛さんは、愛子さまに次のような印象を抱いたという。

「愛子さまを小さなころから存じ上げておりますけれども、失礼な言い方かもしれませんが、本当に素晴らしい女性に成長されたと、第一に感じ入りました。私は82歳となりましたが、愛子さまからは『これからも健康に気を付けられて……』と、温かいお言葉を賜りました。

愛子さまは天皇皇后両陛下と同じように、私と音楽の話をされるだけでなく、ほかの招待者と物理や和歌の話をなさったり、臨機応変にお話をなさっていて、本当にすごいことだと思いました。

私も教育に携わっていますので、愛子さまが成長されてご立派になられている、そういうお姿を見せていただけたことは、本当にうれしいことでした」

茶会は、招待者が座る丸テーブルに、皇室の方々が二人ペアでご着席。前菜からデザートまで、食事が供されるたびに、両陛下や皇族方がほかのテーブルに移動するスタイルが取られている。皇室担当記者は、

「平成時代に上皇ご夫妻が始められた形式で、両陛下はじめ皇族方と受章者全員が懇談できるようになっています。先にお席についておられる両陛下や皇族方にお迎えいただく形で、招待者が着席します。

通常、こうした食事を囲む場で天皇陛下が席を立たれて動かれることは、ほとんどありません。皇室の方々がホストとして、招待した人々をもてなそうとするお心遣いが表れているスタイルともいえます。

今回は、天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻、愛子さまと佳子さまの3組に分かれて、文化勲章受章者7人と文化功労者15人がそれぞれ座る各テーブルを回られていました」

■佳子さまが絶妙に“間”をつながれて…

今年度の文化功労者に選ばれた慶應義塾大学名誉教授で、日朝貿易史を研究する歴史学者の田代和生さんは、愛子さまと佳子さまと過ごしたひと時をこう語る。

「おもに愛子さまが最初に受章者へお声がけなさり、1人につき5分ほどお話しされると、次の方に話題が移っていく流れでした。

愛子さまは受章者についてのメモのようなものをお持ちになっていて、確認のために目を落とされることもあって、少しだけ会話に間ができてしまう場面がありました。すると佳子さまが、その間をつながれるかのようにお声がけなさっていて……。まるで妹を見守られるかのようなご様子で、とても和やかでよい雰囲気でした。

愛子さまの優しいお話し方、佳子さまの絹のような光沢のある気品に、気持ちのよい時間を過ごさせていただきました」

愛子さまと佳子さまが織りなす、会話の絶妙なコンビネーション。お二人の連携は、この日のコーディネートにも表れていたと、前出の皇室担当記者は話す。

「愛子さまはオフホワイト、佳子さまは赤のセットアップをそれぞれお召しになっておりました。じつは、2年前の11月5日に初めていとこ同士で臨まれた皇居・桃華楽堂で開かれた秋季雅楽演奏会でも、このお色合わせだったのです。偶然こうなったわけではなく、開催が2年前と同じ日だということで、お二人が装いに関して連絡を取り合われていたのは間違いないでしょう」

文化勲章や功労者に選ばれた方たちを招く晴れやかな席にもふさわしい、紅白のお色合わせ。こうしたやり取りはどのように行われていたのだろうか。秋篠宮家に近い宮内庁関係者は、次のように明かす。

「愛子さまが赤坂御所にお住まいだったころ、秋篠宮邸と行き来して、佳子さまや悠仁さまと遊ばれていました。今でも、お二人の仲のよさには変わりありません。

愛子さまと佳子さまは、一般の若い世代同様にスマートフォンをお持ちで、いろいろなアプリを入れられているようです。LINEやSMS(ショートメッセージサービス)などを使い、愛子さまと佳子さまは日ごろから連絡を取り合われていると聞いています」

宮中茶会のみならず、愛子さまは成年皇族として先輩にあたる佳子さまに、たびたびアドバイスを求められていたという。

「佳子さまはジェンダー問題についてや、聴覚障害者を支援するご活動、宮中祭祀など幅広くご公務やおつとめに臨まれています。経験を積まれている佳子さまに、愛子さまはたびたび意見を求められていると聞いています。

雅子さまも、“丁寧に愛子の面倒をみてもらってありがたい”と、佳子さまを信頼されていて、お二人のご関係性をほほ笑ましく見守られているそうです」(前出・宮内庁関係者)

先月末の園遊会でも、愛子さまと佳子さまが支え合われる一幕があった。

「園遊会の冒頭、両陛下と皇族方が赤坂御苑の会場の小高い丘にお出ましになります。その際、やや緊張されたご様子の愛子さまが佳子さまに話しかけられ、その後にパッと明るくほほ笑まれているようにお見受けしました。一瞬の出来事でしたが、本当の姉妹のような仲むつまじさを垣間見た気がいたしました」(前出・皇室担当記者)

いまや20代の成年の女性皇族は愛子さまと佳子さまのみ。茶会前夜の“LINEでのひそかな約束”だけではなく、これからもお二人で皇室の未来を切り拓かれていく――。

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