「受験するのは第一志望の学校のみ」うちの方針を貫くのは誰のため…?【合格にとらわれた私母親たちの中学受験 Vol.7】

「受験するのは第一志望の学校のみ」うちの方針を貫くのは誰のため…?【合格にとらわれた私母親たちの中学受験 Vol.7】

11月11日(月) 7:00


この漫画は書籍『合格にとらわれた私母親たちの中学受験』(著:とーやあきこ)の内容から一部を掲載しています(全15話)。

■これまでのあらすじ
かなえのサポートの仕方は、娘と一緒に塾の復習をすることぐらいでした。「ママが一緒に勉強してくれるから、勉強するのが楽しい」と娘がよく言っていると、塾の先生から聞いたかなえは、少し驚きます。勉強を教えてあげることができるわけでもなく、娘と同じレベルで頑張るのが精いっぱいで、いつも娘には申し訳ない気持ちを抱いていたからです。しかし、先生から「子どもが前向きに取り組める環境を作ることも立派なサポートです」と褒められ、自信をもらいます。さらに驚いたことに、先生からは、届かないと思っていた難関校への挑戦を勧められたのです。今後娘が大きく伸びる可能性は十分にあると言われ、かなえは頑張った娘を誇りに思うのでした。








ミスをした同僚に嫌味を言いたい気持ちをぐっと堪える潤子は、自分の中で感情を消化するまで、ゆっくり待つことにしました。余計な感情は出さず、やるべきことだけに集中するように。

そんな中、塾の面談で先生から息子の成績について話を聞きました。息子の成績はずっとトップクラスを維持してはいるものの、志望校が1校だけであることが心配だと指摘されたのです。

「もしも」のことを考慮し、他の学校も受験することを勧められましたが、潤子は「第一志望以外は考えていない、それがうちの方針だ」と毅然と答えるのでした。

しかし、その「うちの方針」は、潤子自身の方針ではなかったのです。


『合格にとらわれた私母親たちの中学受験』
著:とーやあきこ(KADOKAWA)
「合格にとらわれた私母親たちの中学受験」はこちら

母・真澄は、娘が小学3年生の2月に差し掛かる頃、中学受験塾に通わせることを決意しました。中学受験で挫折した経験を持つ真澄ですが、頑張り屋の娘なら自分とは違い、必ず乗り越えられると信じていたのです。しかし、娘は6年生になっても成績はなかなか伸びず…。焦る気持ちが募る真澄は、次第に「合格」という結果にとらわれ、娘を追い込んでいくのでした。


(ウーマンエキサイト編集部)

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