女優でフィギュアスケート選手としても知られる本田望結が9日、新宿ピカデリーで開催された主演映画『カーリングの神様』(全国公開中)の公開記念舞台挨拶に、共演の長澤樹・泉知奈津・白倉碧空・川口ゆりな、そして本木克英監督と登壇した。
劇中のユニフォーム姿で登壇したキャストは、それぞれカーリングのスティックを手にしていたが、長澤さんだけがひとりデッキブラシを持ってボケをかまし、本田さんが「ちょっと待って待って!、なんでブラシ持ってきてんの!?」と突っ込んで、初っ端から観客の笑いを誘った。
本田さんはカーリングチーム『みゆステラ』のスキップ(キャプテン)・香澄を演じた。「見ていただいた後なのでネタバレを気にせず、マネージャーさんに怒られない程度にたくさんお話したいと思います」と挨拶。
ライバルチームのエース・舞を演じた川口ゆりなさんは、「ついに昨日公開されて、みんなと一緒にここに立ててることをとても幸せに思います。この後のトークもぜひ楽しんでいってください」
香澄のチームに参加する実乃梨を演じた長澤樹さんは「最初からすごくふざけてしまったんですけれど、楽しくお話できたらなと思っています」
高校時代からのチームメイト・優芽を演じた泉知奈津さんは、「昨日映画が公開して、私のお友達も見てくださったみたいで、私もウキウキして浮き足立ってっております」
チームのムードメーカー・沙帆を演じた白倉碧空さんは自分から客席に声援をねだりつつ、「めちゃめちゃファンの皆さんがみえてますね~。本日はお日柄の良い中、来てくださってありがとうございます!」と、それぞれが挨拶。
本田さんは映画が公開されたらどうしても言いたかったことがあると言い、「みなさん、『みゆステラ』のポーズを覚えてますか? これ台本に書いてなくて、私たちがその場で思いついたんです」と明かした。このポーズは完成した映画で伏線の一つにもなっているという。
カーリングをテーマにした作品ということで、キャストは撮影前から猛特訓をしたと言うが、本田さんが「フィギュアをやってるから、望結ちゃんは大丈夫!っていうプレッシャーがきつかった。目立たないところで一人で練習してました」と告白。白倉さんは「でも、氷の神様には元から愛されてましたもんね」と温かい言葉で労った。
イベントには、日本カーリング協会の理事・岡崎朋美氏も祝福に駆けつけ、本田に花束を渡した。「みなさんの演技に感動しました。みなさん、アスリートの目をお持ちなので、ぜひこれから練習していただいて、オリンピックの切符を勝ち取ってもらいたい」と、エールを送った。