エミレーツ航空、客室乗務員がVRで安全訓練ドア操作と火災対応

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エミレーツ航空、客室乗務員がVRで安全訓練ドア操作と火災対応

11月11日(月) 12:05

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エミレーツ航空は、仮想現実(VR)による客室乗務員のトレーニングを安全訓練にも拡大する。
没入型仮想トレーニングプラットフォーム「MIRA」を安全訓練にも拡大し、定期的なSEPトレーニングを完了できるようになる。当初はドア操作と消火の2つのモジュールを用意する。
エアバスA380型機やボーイング777型機、エアバスA350型機の客室内部がリアルに再現され、緊急スライド、駐機場、搭乗橋、水上と陸上のさまざまなビューも用意されている。通常時と緊急時、標準操作手順に関する能力を実証・評価するためのドアの訓練のほか、オーブンや頭上の手荷物棚、トイレでの火災を想定し、煙や炎、消火剤の視覚・聴覚効果を備えた消火器を使用した消火訓練が実施できる
VRヘッドセットを用いた3Dバージョンは、教育、練習、評価の3つの異なるモードで実行できる。8〜10名の客室乗務員が、同じシナリオで同時に訓練と評価を受けることができる。2Dバージョンは、モバイル端末やパソコンからアクセスが可能で、訓練場所に出向かずとも知識を一新できる。
どんなに複雑で危険な状況の再現が可能で、機内での緊急事態に十分対応できる能力と自信を身につけるまで、訓練を行うことができる。さらに多くの施設や内装、機器を建設して維持する必要もなくなり、環境やコスト面でも節約につながるとしている。
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