11月11日(月) 18:45
昨年12月に発売された「週刊文春」で女性に対する性加害疑惑が報じられたお笑いタレント・松本人志(61)。松本は今年1月に個人で発売元の文藝春秋社を提訴し、裁判に注力するために芸能活動も休止していたが、11月8日に訴えの取り下げを発表した。同日、代理人弁護士を通じて以下のようにコメントした。
《これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました》
さらに、《松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》とした。なお、週刊文春に証言した女性の1人は、11月8日に配信された朝日新聞のインタビューで、この文言について「私は仮定ではなく、実在するので深く傷ついた。記事には一切誤りが無いと今も確信している」と述べている。
各局がこの話題で持ちきりになるなか、11月9日放送の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演した映画監督・脚本家の三谷幸喜氏(63)から飛び出した発言が波紋を呼んでいる。番組で松本のコメントが紹介されると、三谷氏は気を揉んだ。
「これから松本さんがどういう風に復帰されるのかというのが気になる……僕はあんまり考えたくないんですけど、松本さんってちゃぶ台ひっくり返す人でもあるから。もう、やめちゃうんじゃないかっていう選択肢も彼の中ではある気がする」
そのうえで、松本の今後について私見を述べた。
「とはいえ、笑いが大好きな人だからどんなに立場的に辛くても、俺はお笑いがやりたいんだって、戻ってこられるかもしれないし。どれだけ彼が現状に腹を立ててるか、ということになってくるのかなって気がしますよね」
吉本興業は公式HP上で、「松本人志の活動再開につきましては、関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます」としている。SNS上では、三谷氏が”復帰前提”で話しているとの指摘や、松本が”腹を立てている”可能性への言及が波紋を呼んでいる。Xではこんな声が上がった。
《何を言ってるんだ?腹をたててるのは女性たちだろ?》
《被害者目線そっちのけで寒気がするわ》
《Nキャスでの三谷幸喜氏の発言にはガッカリした》
《冗談じゃないよ三谷幸喜被害者のことも考えずペラペラ喋るな三谷幸喜もオワコン》
《松本問題に関する #三谷幸喜 の発言には被害女性に対する思いがまったくない。なんという底の浅いコメント》