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前回からの続き。私は佐藤チサト40歳。旦那と息子、3人で暮らしています。長年専業主婦をしていて、最近パートを探しはじめた私。車通勤必須の工場で面接がきまり、旦那の外車を運転して向かいました。しかし面接の場で「もし採用がきまったら、駐車場の端に停めてもらったほうが」と言われてモヤモヤします。ただ妹のミホコに相談すると「感じ悪いと思う人もいるはず」と……。その晩、私は旦那と息子にこれまでの経緯を打ち明けました。
旦那と息子は私がパートに出ることを応援してくれました。車も堂々と乗って行けばいいと言ってくれたのです。けれど今回のパート先に関しては、私の結論はもう出ていました。わざわざ毎回外車に乗って行って、どう思われるのかと気をつかうのは大変です。
翌日、私はパートの面接をしてくれた工場に辞退の電話をしました。私は十数年も仕事をしていなかった専業主婦ですし、そもそもあまりほしい人材ではなかったのかもしれません。しっかりと受け止め、次の面接を頑張ろうと気持ちを切り替えました。
私はあまり深く考えていなかったのですが、「外車=お金持ち」と捉える人もいるようです。気にせず外車で通勤するのもありかもしれませんが、今回はこちらから辞退の連絡を入れました。久しぶりの仕事だし、車のことで周囲に気をつかって疲弊するくらいならやめておきたいと思ったのです。
幸いその後、私は別のパート先での採用がきまりました。勤務地まではバス通勤なので、家の車が外車だからと神経をすり減らす必要もありません。結果的に周囲の人たちにも恵まれて穏やかに働けているのでよかったと感じています。
原案・ママスタコミュニティ脚本・ササミネ作画・金のヒヨコ編集・井伊テレ子
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