前回からの続き。私は佐藤チサト40歳。旦那と息子、3人で暮らしています。息子が高校生になったのを機にパートを探すことにした私。さっそく面接をしてもらえることになり、旦那の車を運転して工場へ向かいました。しかし面接の場で「この工場に外車に乗ってくる人なんていない」「もし採用がきまったら、駐車場の端に停めてもらったほうが……」と言われ、私は戸惑ってしまったのでした。
私は妹のミホコに相談してみることにしました。ミホコの住む環境はわりと都会で、パート先がたくさんあります。子育てをしながら長期や短期のさまざまなパートをしているそうなので、客観的な意見を聞いてみたいと思ったのです。
ミホコはいろいろな考えの人がいると前置きした上で、周囲に「嫌味」「感じが悪い」「鼻につく」と思われる可能性があると教えてくれました。そう考えると、面接官はトラブルを避けるためむしろ親切で忠告してくれたのかもしれません。
パート先へ車で通勤しようと思ったら、旦那が所有する外車に乗って行くしかありません。けれど面接官からは、なるべく目立たないようにしてほしいと言われたような気がして……。私は面接から帰ってきた後もモヤモヤしつづけていました。
そこでパート経験が豊富な妹のミホコから、客観的なアドバイスをもらうことにしたのです。すると外車にはお金持ちのイメージがあること、「外車で来るなんて感じ悪い」と思う人もいることを指摘されました。世の中にはさまざまな立場の人がいて、さまざまな考えがあるものです。自分の視野がせまくなっていたなと感じました。旦那にも相談しながら、どうするかを考えてみたいと思います。
【後編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・ササミネ作画・金のヒヨコ編集・井伊テレ子
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