「まさか優勝できるとは」島田紗が“決めきる力”で手にした初V

仲間たちと優勝を喜ぶ島田紗(撮影:福田文平)

「まさか優勝できるとは」島田紗が“決めきる力”で手にした初V

11月9日(土) 12:15

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<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第13戦Dormy Ladies Cup(1日競技)◇8日◇成田ヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6355ヤード・パー72>

マイナビ ネクストヒロインルーキーの島田紗(すず)が5バーディ・1ボギーの「68」をマークし、今季13人目のツアー初優勝者に輝いた。



うれしい優勝賞金ゲット!【写真】


「まさか優勝できるとは思っていなかった」。今季は出場10試合中5度のトップ10入りを果たしているが、最高成績は「第4戦 PIM Ladies Tournament」での3位。「こういう展開は何回かあったけど、今までは勝てなかった。きょうは耐えたことで流れがきて、バーディを取れた」と、勝因を振り返った。

成田ヒルズCCは狭いフェアウェイや傾斜、グリーンのアンジュレーションが利いた難関コース。後半は2アンダーに4人が並ぶ混戦となったが、島田は17番パー3でバーディを奪い、3アンダーでホールアウトしていた佐田山鈴華に追いついた。パーならプレーオフ濃厚という最終18番パー4は、2打目をピン左手前につける完璧ショット。バーディパットを決めて、4アンダーで優勝をつかんだ。

18番ティに立った時点では、自身の順位を把握していなかったという。しかし、同組で回っていた手束雅に「このパットを入れないと(正規の18ホールで)優勝できないよ」と言われ、状況を理解。「強めに打ちました」と上り3メートルのフックラインを読み切って笑顔を見せた。前週のJPGA最終プロテストで合格した手束とのラウンドを通じて、重要な場面で「決めきれる人と決めきれない人の差」を実感した。「その力が秀でているからこそ合格できる」。島田も最後のバーディパットを決めたことで「大きな成長」を感じている。

今年は2次プロテストで2打及ばず敗退。その後、自分に足りないものを見つめ直し、今月からスイングの修正に取り組んでいる。「もう少しスイングを固められるようになればいいな。運が良ければ優勝できる力はあると(今回の優勝で)感じたので、さらに頑張りたいと思います」。最終戦まで残り1週間。ベストな状態で2連勝を狙う。(文・小池文子)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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