11月9日(土) 12:00
上田慎一郎監督最新作『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』の本編映像が公開された。
上田監督が『カメラを止めるな!』公開前から準備していた渾身のプロジェクトである本作。ソ・イングク、スヨン、マ・ドンソクの共演で日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』を原作に、上田監督が存分にオリジナリティを加えている。
税務署に務めるマジメな公務員・熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師・氷室マコト(岡田将生)が企てた巧妙な詐欺に引っかかり、大金をだまし取られてしまう。親友の刑事の助けで氷室を突きとめた熊沢だったが、観念した氷室から「おじさんが追ってる権力者を詐欺にかけ、脱税した10億円を徴収してあげる。だから見逃して」と持ちかけられる。
犯罪の片棒は担げないと葛藤する熊沢だったが、自らが抱える“ある復讐”のためにも氷室と手を組むことを決意。タッグを組んだふたりはクセ者ぞろいのアウトローたち、「どんな役にもなれる元役者」「強靭な肉体の当たり屋」「特殊な偽造のプロ」「母と娘の闇金親子」を集め、詐欺師集団《アングリースクワッド》を結成。脱税王から大金を騙し取る方法を、所有者に成りすまして土地を売る地面師詐欺に設定し、綿密&大胆な計画を練り上げ、チームは壮大な税金徴収ミッションに挑むが、その先には“裏”を読み合う壮絶な騙し合いバトルが待ち受けていた――。
このたび公開されたのは、熊沢が10億円もの脱税疑惑がある巨大企業の社長・橘大和(小澤征悦)に頭からワインをかけられるという衝撃的な本編映像。熊沢はのらりくらり日々の業務をこなしていたが、ある日、部下の望月(川栄李奈)とともに橘に接触。使命感に燃える望月が橘に脱税疑惑に関して詰め寄ると、橘に「暴力を振るわれた」とでっち上げられる。
そんな中、熊沢は高級クラブに呼び出され、足を運ぶとそこには橘が。心の底では納得のいかないまま橘に謝罪するが、橘は「庶民が平和に生きるコツ、知ってますか?怒りを持たないことです」と、“庶民が俺に逆らうな”と言わんばかりのセリフとともに、頭を下げる熊沢に上から赤ワインをかけるという衝撃的な行動に出る。熊沢を試すように「笑って顔上げられるか?」と言う橘に、熊沢は歯を食いしばって笑顔で耐え抜く。
橘はそんな熊沢を見て鼻で笑って「うん、合格。じゃあお帰りを」と吐き捨てる。今まで権力を利用し、このように散々悪行を隠蔽してきたであろう脱税王・橘の残酷さと恐ろしさが垣間見えるシーンとなっている。
映画『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』本編映像
<作品情報>
映画『アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師』
11月22日(金) 公開
公式サイト:
https://angrysquad.jp/
(C)2024アングリースクワッド製作委員会