今年も「分厚いコート」は出番なし? 秋からずっと使える“間違いないアウター”の選び方

今年も「分厚いコート」は出番なし? 秋からずっと使える“間違いないアウター”の選び方

11月8日(金) 15:47

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みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。そろそろ秋冬のアウターの出番ですね。暖冬だった去年、地域によっては厚手のコートを着なかったという方もちらほらいましたが、今年はどうなるでしょうか。今夏の酷暑を考えると、今年も真冬仕様のアウターは活躍の機会が減りそうな予感……。そこで役立つのが、ライトアウター。スイッチシーズンはもちろん、思いのほか寒い日でも活躍できるおすすめのライトアウターをご紹介します。

おすすめ1「ボマージャケット」



近年、人気が高まっているのがメンズライクなアウターの「ボマージャケット」。

元は軍人用のジャケットを指していて、MA-1同様に保温性に優れたライトアウターのひとつです。ボマージャケットは裏地がボア素材になっていて、表地がレザーといったデザインが特徴的でジャケットとはいえ寒い冬でも超えられそうなほど暖かいのが魅力。

アウターの下にアウターを仕込む重ね着も◎



とはいえ、商品によっては高い防寒機能が備わってないものもあり、本格的な真冬の日では寒さに耐えられない可能性もあります。そんな時は、ボマージャケットの中にさらにデニムジャケットを仕込むなどアウター×アウターの重ね着を取り入れてみてください

ボマージャケットは生地が厚手のため、インナーにジャケットを重ね着してもアウターに響きにくいのが嬉しいところ。温度調節が難しい暖冬にはまさにもってこいのアイテムです。

おすすめ2「ウールのハーフコート」



ライトアウター類のなかで今、注目を浴びているのはハンパ丈のハーフコート(またはミドルコートとも呼びます)。

ハーフコートは太ももの中間あたりに位置する丈。ショート丈よりも暖かく、ロング丈ほどには暑すぎないため、絶妙な気温の日に取り入れると良い丈とされています。

使い勝手が良いのはやや薄手のウール地



様々なデザインや素材のハーフコートがありますが、なかでも使い勝手が良いのはやや薄手のウール地のハーフコートです。ウールの配合が多いほど暖かさを発揮しますので、秋から初冬にかけては薄手インナーでも十分

真冬の寒さの日は上から手持ちのロングコートを重ねてハーフコートをライナーがわりにしても良いですね。滑らかで柔らかいウール素材のコートなら、冬アウターの中に仕込んでも着膨れを起こしにくいです。

取り外しや2WAY機能、ライナージャケットも◎



今回は秋から使えて真冬時でも対応できる、今おすすめのライトアウターをご紹介しました。

このほかのおすすめとしては、袖や裾の取り外しが可能な2WAYタイプのアウターや、ライナー用として作られた薄手ジャケットも◎です。

暖冬の季節は厚手コート一枚で冬を乗り切るよりも、アウターがわりになるアイテムを重ね着して、素早く体温調節できる着こなしを目指していきましょう。

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105

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