私はユキナ。旦那のソウマは三兄弟の次男です。義父は他界していて、義母が長男夫婦と同居しています。旦那の親兄弟はおおらかな性格で、決して人の陰口を言うことはありません。よく言えば細かいことは気にしない、悪く言えばちょっとデリカシーに欠ける……というタイプ。それを初めて感じたのは、結婚してすぐ義実家に帰省をしたときのこと……。
みんな大笑いしていましたが、なにが面白いのかまったく理解できません。私は姉妹で育ったので男兄弟の感覚はわからないけれど……これが普通なの!?誰かがトイレに行ったときは決まって毎回、みんなで大か小か予想しているのです。
私が当てられているわけではないので、スルーするようにしていました。しかしその数ヶ月後。お義母さんのお誕生日会で、義兄夫婦と義弟夫婦とで集まってレストランで食事をしたときのことです。義兄の奥さんである義姉がトイレに立つと……。
私はこれまで誰がトイレに入っても、「大」か「小」かなんて気にしたことはありません。私自身が家でトイレに入るときは音を聞かれるのが嫌なので、大でも小でもリビングのドアを閉めてからトイレのドアも閉めてカギをかけます。後から入ってきた人に悟られないよう、消臭スプレーを使うのも忘れません。だから誰かのトイレが長くてもそっとしておくのがマナーだと思っていました。
それなのに旦那の家族は誰がトイレに入っても、「大」か「小」なのかを残された人で当てようとするのです。毎回、必ず……。親兄弟の間だけのことなら私が大げさに騒ぐ話でもありません。けれど……義姉に対しても同じことをしていたときはさすがに絶句してしまいました。
【後編】へ続く。
原案・編集部脚本・物江窓香作画・マメ美編集・井伊テレ子
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