【写真】血管がリアルすぎる…セカオワ・Fukaseが映画「はたらく細胞」で最強の敵を演じる
佐藤健と永野芽郁が主演を務める映画「はたらく細胞」が12月13日(金)に全国公開される。公開に先駆け、武内監督のキャスティング秘話と共に細菌役を務める片岡愛之助、小沢真珠、新納慎也、SEKAI NO OWARIのFukaseの新場面写真が公開された。
■シリーズ史上初となる“人間の世界”を描く映画「はたらく細胞」
本作は、細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んでいる清水茜のコミックス。2017年にフランスの新聞「ル・モンド」が選ぶ「この夏推薦する図書リスト」に選出されるなど世界からも注目を集め、2018年にはアニメ化。以後、現在まで数々のスピンオフ作品が発表され続け、シリーズ累計発行部数1000万部を超えている。
今回の映画は、清水氏のコミックスと原田重光氏・初嘉屋一生氏・清水氏が手がけたスピンオフ作品「はたらく細胞 BLACK」の2作品が原作となり、シリーズ史上初となる“人間の世界”もあわせて映像で描かれる。W主演する永野が赤血球を、佐藤が白血球(好中球)を演じる。
永野と佐藤に加え、人間の親子役で芦田愛菜・阿部サダヲをはじめ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、マイカピュ、染谷将太、深田恭子、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、片岡、小沢、新納が出演、そしてSEKAI NO OWARIのFukaseが細胞たちの最強の敵として出演する。
また、監督は武内英樹、アクション演出は大内貴仁、CG制作は白組が担当。主題歌はofficial髭男dismが「50%」を書き下ろした。
■映画「はたらく細胞」ストーリー
映画史上最“小”の主人公、その名は、細胞。人間の体内の細胞はその数37兆個。酸素を運ぶ赤血球、病原体と戦う白血球、そのほか無数の細胞たちが、健康と命を守るために日夜全力ではたらいている。
高校生・漆崎日胡は、父親の茂と2人暮らし。まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。一方、不規則不摂生に日々を過ごす茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちがいつも文句を言っている。親子でも体の中はえらい違いだった。
仲良し親子のにぎやかな日常。しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める…。漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける。
■「片岡さん、今ごろ後悔していないかな」武内監督が片岡愛之助のキャスティング秘話について語る
この度、“細菌”たちが大暴れする姿をキャッチした新場面写真が到着した。片岡が演じるのは、肺炎などを引き起こす、毒性の強い細菌・肺炎球菌。映画本編では、体内の意外なところに潜み、酸素を運ぶ赤血球(永野)に突如襲いかかるシーンも。
本作への出演について武内監督は「片岡さんの方から『武内監督とまた一緒にやりたい』と言ってくださったんです。ただ、“次は『はたらく細胞』をやります”とお伝えしたものの、その時点で配役はほぼ決まっており、細菌の役しか残っていない。片岡さんは、『それでもいいから参加したい!』とおっしゃってくださったんです」と明かしており、その言葉をきっかけに肺炎球菌役をオファーしたという。
しかし、細菌役は素顔がわからなくなるほど本格的なメイクや衣装を纏うことから、「私にはしっかり片岡さんとわかりますが、誰が演じているのかわからなくなってしまうという懸念が…。片岡さん、今ごろ後悔していないかなと、ちょっと心配しています(笑)」と胸の内を明かしている。
■「素晴らしい俳優さん」武内監督が新納慎也のキャスティング秘話について語る
また、新納が演じるのは、咽頭・消火器・皮膚などに生息する、ごくありふれた常在菌の一種だが多様な疾患の原因となることがある・化膿レンサ球菌。鋭いトゲや触手を持つ凶悪な細菌として、細胞たちの前に立ちはだかる。
武内監督は、「新納さんはクネクネした動きが得意そうだったので、ちょっとフェミニンな雰囲気を醸し出す粘着性キャラに振ってみました。何とも言えないネトっとした感じがCGとすごく相性が良く、うまく馴染んでいたと思います」と化膿レンサ球菌役への演出についてコメント。
「たぶん新納さんは、完成した時の映像を予測しながら演じていたんじゃないでしょうか?私が演出したドラマ『ルパンの娘』以来の参加でしたが、実に思い切りのいい素晴らしい俳優さんだなと思いました」とその演技を評している。
■「この役は彼女しかいない!」武内監督が小沢真珠のキャスティング秘話について語る
小沢真珠が演じるのは、皮膚や毛穴などに常在し、毒性が高く創傷部などから体内に侵入、表皮感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こす細菌・黄色ブドウ球菌。
武内監督は、「『翔んだ埼玉』でぶっ飛んだ役をやっていただいたんですが、原作の黄色ブドウ球菌を観た時、『この役は彼女しかいない!』と直感で決めました」とキャスティングの経緯を告白。
「お子さんが原作漫画の大ファンらしく、教育にも役立つからぜひやりたいと。ただ、オファーしたのはいいけれど、片岡さん同様、奇抜なメイクと衣装で誰なのかわからくなる心配がありました。でも小沢さんに関しては、『あ、小沢さんだ!』ってすぐにわかってしまうところがすごいなと思います」と、小沢への絶大な信頼を明かした。
■「真っ先に思い浮かんだのが彼の顔でした」武内監督がFukaseのキャスティング秘話について語る
そして、SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseが演じるのは。いまだ謎の多い、細胞たちにとっての最強の敵“????”。どこか精気を失っているようで悲し気な瞳をもつ、ただならぬオーラを発するその姿は、まさに最強の“ラスボス”としてふさわしい存在感を示している。
武内監督は、「Fukaseさんが殺人鬼を演じた『キャラクター』を観て、彼の中にあるなんとも言えない“切なさ”に惹かれるものを感じたので、ぜひご一緒したいと思っていました。今回の役は、人間の命を脅かす細胞たちの最強の敵。“狂気”と“悲しみ”が同居するようなキャラクターにしたかったんですが、真っ先に思い浮かんだのが彼の顔でした」と、かねてよりFukaseの出演を熱望していたことを明かしている。
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