10月30日にサービスが開始された、スマートフォンでポケモンカードをコレクションできるアプリ「Pokemon Trading Card Game Pocket」。公式サイトでは「ポケポケ」の愛称で紹介され、さっそくゲームを楽しむユーザーが増えているようだ。

同日には伊藤沙莉（30）が出演する新CM「お家で開封」篇、「スキマ時間で開封」篇 、「いつでも開封」篇の放映が開始。自宅やバスの中でアプリを楽しむ伊藤が登場し、驚いたり、喜んだりする感情を「ポケポケ」「ポケッ」「ポケポケポケポケ～！」と“ワンフレーズ”で表現している。

Xでは放映開始後に、《ポケポケのCMのポケポケ言ってる子かわいい》《最近、伊藤沙莉さんがCMでポケポケ言っているのは姿みて、癒されるのは自分だけじゃないはず》と好意的な反響が。

ところが伊藤のセリフを耳障りに感じてい視聴者もいるようで、一部ユーザーからは不快感を示す声も上がっているのだ。

《伊藤沙莉がポケポケ言うCM、なんか無理…伊藤沙莉は好きなんだけど…》
《ポケポケのCMが耳障りでツラい… 甲高い声でポケポケ言ってるとこホントツラい》
《女優さんは可愛んだけど某モンスターボールのCMのﾎﾟｹﾎﾟｹがうるさすぎて無理だ… ご飯食べてる時も親が「うるせぇな…」ってピリッとするからせめて普通に話すか何も喋らんでくれ…》

とはいえCMキャラクターを務める伊藤には、非がないのは当然のこと。こうした批判が起こってしまった背景について、あるテレビ局関係者は言う。

「’20年9月に『楽天モバイル』のCMが、“ナレーションの音量が大きすぎる”とクレームが相次いだことがありました。苦情が寄せられたためか、約1カ月後にはひっそりとボリュームダウン。いっぽう現在放映されている『ポケポケ』のCMは、特に音量が大きいという訳でもないのです。生活に支障をきたす可能性がある演出なら、クレームが発生するのも頷けます。

ただ、CM内でアプリの特徴や遊び方を説明しているわけでもなく、伊藤さんがプレイする映像に加えて、ほぼ全編にわたって『ポケポケ』のセリフしかありません。ポケモンファンには響く内容かもしれませんが、よく知らない視聴者からすると“わかりずらい”と感じてしまったのでしょう。批判の声が上がってしまうのは、“もう少しアプリの説明が欲しい”と求められているのかもしれません。

また、あくまでもCMの演出が疑問視されているだけですので、伊藤さんがイメージダウンするということはないでしょう」

「ポケポケ」と口ずさみやすいフレーズであるだけに、捉え方も視聴者によって様々なようだ。