11月7日(木) 12:30
世界中が注目したアメリカ大統領戦で、共和党のドナルド・トランプ氏が勝利。来年1月から米大統領に復帰する。この大ニュースにゴルフ界も反応した。DPワールド(欧州)ツアーの「アブダビHSBC選手権」に出場するローリー・マキロイ(北アイルランド)が開幕前日、「ゴルフの内戦にも大きな影響があるかもしれない」と集まった記者団に話した。
昨年6月に電撃発表されたPGAツアーとLIVゴルフを全面支援するサウジアラビアの政府系ファンド、PIFとの統合の骨組みは、今も交渉が続けられている。
大のゴルフ好きとして知られているトランプ氏は、最近出演したポッドキャスト「レッツゴー!」の中で、「自分が協力すれば、対立する2者は15分で協定を結ぶ手伝いができる」と語り、「世界のベストプレーヤーが参戦するツアーは1つの方が良い」と統合に賛同した。
その意見はマキロイも同じ。「トランプ氏ならもしかしたらうまくできるかもしれない」と話した。トランプ氏のサウジアラビアとの良好な関係を持っている。さらにテスラの創設者、イーロン・マスク氏も今はトランプ氏を支持する。
「マスク氏も統合問題に加わってくるかもしれない。大統領になればゴルフよりも大事なことがたくさんあるかもしれないが、トランプ氏はゴルフが大好きだ。何かが起こせるかもしれない」と期待を込めた。(文・武川玲子=米国在住)