11月7日(木) 1:50
レクサス車のラインアップの中で、LXはとりわけ高級な部類に入っています。レクサスの公式サイトで車種検索をする際、「価格から選ぶ」を選択すると4つの価格帯に分かれていますが、レクサスLXは最も高い価格帯「1000万円~」のカテゴリに入っています。
2024年11月現在のレクサスLXの車両本体価格は、1250万円~1800万円です。最も安いモデルが1250万円で、「OFFROAD」が1290万円、4人乗りの「EXECUTIVE」が1800万円です。
なお「1000万円~」の価格帯には、2024年11月時点で6車種しかラインアップされていません。レクサスLXは最も安いモデルの価格が6車種の中で3番目に高く、最も高いモデルの価格は2番目につけています。
以上の点を踏まえると、レクサスの中でもさらに高いLXを所有しているママ友は、一般的に「お金持ち」のイメージを持たれるとしても自然といえます。
レクサスLXを所有しているのみでは、ママ友の世帯年収を計ることはできないでしょう。
もしかしたら自分たちで購入したのではなく、富裕な親族から譲渡されたのかもしれません。あるいは自分たちで購入したとしても、コツコツ貯蓄したお金で購入したのであれば、必ずしも高年収を得ているとはいえないでしょう。
レクサスをローンで購入すると仮定した場合の支払いシミュレーションを見てみましょう。
今回はトヨタ自動車株式会社レクサス公式サイトの見積もりシミュレーションを基に、参考としてレクサスLXの最も安いモデルと価格の近い「LS500h I package 2WD FR」の価格を試算します。条件は以下の通りとします。
・購入モデル:1240万円のモデル(LS500h I package 2WD FR)
・オプション:11万円
・支払いプラン:残価設定型クレジット
・支払い回数:60回
・頭金:あり
・下取り:なし
・残債:なし
表1
費目 | 費用 |
---|---|
車両本体価格 | 1240万円 |
オプション | 11万円 |
税金・諸費用 | 23万2560円 |
割賦支払総額 | 1259万2827円 |
初回支払額 | 16万6427円 |
月々の支払額(58回) | 16万800円 |
最終回支払額 | 310万円 |
※筆者作成
総務省統計局の「家計調査 家計収支編(2023年)」によると、2人以上の世帯における平均消費支出は29万3997円でした。
この数値には「自動車等関係費」として2万5274円、そのうち「自動車等購入」費用として7259円が含まれています。この費用を差し引くと、消費支出の平均は26万8723円です。
先ほどのシミュレーションによると、毎月の支払額は16万800円です。仮にこのローン支払いを消費支出平均に加える場合、毎月の支出は42万9523円になります。同調査によると、年収が1000万~1250万円の世帯の消費支出は40万1095円、年収が1250万~1500万円の世帯では45万9341円でした。
毎月の消費支出42万9523円はこれら2つの中ほどに位置することを考えると、概算として、レクサスLXの支払いをしていくのに必要な年収は1000万~1500万円くらいといえるかもしれません。
レクサスLXをローン購入する場合、おおよその必要年収は1000万~1500万円くらいと推察されます。しかしこれはあくまで仮定の話であり、今回の事例におけるママ友の世帯年収は、ずっと高いか低い可能性もあります。資産状況が分からないため、推測の域を出ません。
そもそもローン購入せずに一括購入している可能性も否めません。いずれにしても、ローン購入するとして月々16万円と少しの支払いが発生するケースを考えると、ママ友の家庭はいわゆる高年収世帯である可能性が高いといえるでしょう。
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号2-3 年間収入階級別
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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