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Leminoで配信中の「グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~」で高い評価を受ける韓国の人気女優チャン・ナラ。2001年のデビューから現在まで、変わらぬ美貌と確かな演技力で韓国ドラマファンに愛され続けている。そんな彼女は、デビュー当時に“国民の妹”と呼ばれたのを皮切りに、“童顔クイーン”“ラブコメの女王”と、さまざまなキャッチフレーズでも知られる。キャッチフレーズをつけたくなるほどの親しみと魅力にあふれた女優チャン・ナラに迫る。
■デビュー直後にブレイクした元祖“国民の妹”
1981年生まれ、現在43歳のチャン・ナラ。父が俳優、兄もタレントという芸能一家出身で、自身も満20歳の年にドラマ「ニュー・ノンストップ」(2001年)で俳優デビュー。同年に1stアルバム『First Story』で歌手デビューも果たし、その年の歌謡祭で新人賞を受賞するなど瞬く間に注目を集める存在に成長した。
翌年には、チャン・ヒョクとの共演作「明朗少女成功記」(2002年)が最高視聴率42.6%を記録する大ヒット。この作品で演じた、逆境でも明るく前向きなヒロイン像が視聴者に愛され、“国民の妹”のキャッチフレーズが定着。“チャン・ナラシンドローム”というべきすさまじい人気を獲得し、21歳にしてトップスターに上り詰めた。のちに出演したバラエティーでこの当時について「個人的にはとてもつらく苦しかったので、よく覚えていない。5日間徹夜したこともあった」と打ち明けており、すさまじい人気ぶりがうかがえる。
2004年からは中国に進出。中国でもドラマ主演や中国語アルバムのリリースなど精力的に活動し、“小天后(若い女神)”とも呼ばれるスターに。2008年の北京オリンピックでは、中国側から指名され聖火ランナーを務めた。
■30代で得た新たな称号“童顔クイーン”
愛くるしいルックスとポジティブなキャラクターで大ブレークした20代を経て、30代に入ってもその美貌は衰え知らず。30歳の年には、そんな彼女の愛くるしさをそのままドラマにしたような「童顔美女」(2011年)に主演。年齢を理由に会社をクビになったアラサー女子・ソヨンが年齢を7つごまかしてファッション業界に潜り込み、やる気と童顔を武器に人生逆転を果たす、という痛快ストーリーも相まって同作は話題を呼び、韓国中で“童顔ブーム”が巻き起こったほど。ナラにも“童顔クイーン”のキャッチフレーズが加わった。
■安定感ある演技力で“ラブコメの女王”に
同時に、30代では社会問題に切り込むような作品での活躍も目立つ。年齢が高いというだけで差別されたり職を失う“女性のキャリアと年齢差別問題”をテーマにした「童顔美女」のほか、いじめや暴力、先生が抱える悩み・葛藤など学校を取り巻くさまざまな問題にスポットを当てた「ゆれながら咲く花 ~学校2013~」(2013年)では、それらの問題に真っ向から立ち向かう正義感あふれる非常勤教師チョン・インジェを熱演した。
その後、演技力も円熟味を増した30代後半は、ラブコメ作品に次々と出演。「明朗少女成功記」のチャン・ヒョクと12年ぶりに再共演を果たしたドラマ「運命のように君を愛してる」(2014年)で平凡女子と御曹司の恋模様を演じて中毒者を続出させると、その後も「もう一度ハッピーエンディング」(2016年)や「ゴー・バック夫婦」(2017年)、「オー!マイベイビー ~私のトキメキ授かりロマンス~」(2020年)などラブコメ作品に立て続けに出演。安定感ある演技で“ラブコメの女王”と呼ばれ、人気を博した。
「皇后の品格」(2018年)では、架空の王室を舞台にある日突然皇后になってしまった女性をチャーミングに好演。シンデレラストーリーから一転、王室と戦うことになる波乱万丈のキャラクターを熱演し、「2018 SBS演技大賞」最優秀演技賞を受賞した。
“国民の妹”や“童顔クイーン”など、彼女の愛くるしいルックスにスポットが当たることは多いが、数々の作品でヒットを飛ばせるのも視聴者を物語に誘い込む説得力ある演技力が伴ってこそ。社会問題をテーマにした作品で多くの支持や共感を集めていることも、その証左だ。
■新たなハマり役・離婚訴訟専門のスター弁護士
そんな彼女の最新作「グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~」は、韓国では2024年夏に放送され、最高視聴率17.7%を獲得した人気作だ。日本ではLeminoで独占配信中で、ナラは離婚訴訟専門のスター弁護士チャ・ウンギョンを演じている。
法廷で常に望む結果を手にする離婚問題のプロ・ウンギョン。訴訟相手にはもちろん、職場の部下や、時には自らの依頼人にも言いたいことをズバズバ言う強烈なキャラクターだが、愛くるしいルックスが毒のある言葉といい具合に調和して、爽快なキャラクターに仕上がっている。もちろん、地味なグレーのスーツでも隠し切れない圧倒的透明感も魅力の一つだ。
キャリア20年を超えても“童顔クイーン”と呼ばれる類まれなルックスに加え、たゆまぬ努力で磨き続けてきた演技力でトップ女優の座を守り続けるチャン・ナラ。いくつものキャッチフレーズがつくのは、それだけ彼女が話題にしたくなる魅力の持ち主だということだろう。そんな彼女の新たなハマり役・ウンギョンが繰り広げる爽快な法廷劇をじっくり堪能したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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