前回からの続き。私はアンナ。夫のヨウスケとの間に子どもがひとりいます。夫には姉と兄がいます。前回義父の還暦祝いでは、義両親・義姉家族・義兄家族・わが家とみんなで旅行をすることになり、自分たちの旅費+義両親の宿代や食事代もろもろを3家族で割って負担したため、大きな出費になりました。だから今回の義母の還暦祝いは予算を5千円にしてほしいと事前に伝えたのです。3きょうだいで1万5千円出すなら、なかなか良い品が買えると思っています。それなのに義姉は「お祝いはそれぞれでする!」と言い出して……。
「ヨウスケたちだけ出す金額が少ないなんて不公平でしょ」と義姉は怒って言ったそうです。しかし私はその不公平をずっと我慢してきました。
実は、私たちの家から義実家までは、車で4時間ほどかかります。ちなみに義姉は義実家と同じ市内、義兄は隣の市です。
年に3回ほど帰省していますが、義実家のルールは、私からしたらかなり特殊で……。
必ず、大量の手土産を用意するように言われているのです。
それに、結構な頻度で義母や義姉から手土産追加の要求をされるのです。しかも、向こうが追加で頼んできた分の手土産の代金をくれるどころか、お返しだって一度ももらったことがないのです。
「みんなはもっとお金を出すって言っているのに、俺たちだけ足並みをそろえないから。せっかくのお祝いにケチがつくって」と、義姉たちが言っているというのです。
でも「5千円なら別々にしよう」言っておきながら、今になってもっと出せないなら怒るというのはおかしくないでしょうか?そもそも、帰省のたびに負担が大きい私たちへの配慮がないのもどうかと思うのです。
それなのに、自分たちが多く出すとなると、こうやって嫌味なことを言ってくる……。こういう人たちの考えが理解できません。
今まで義実家へ帰省するときの手土産代などでも、たくさんの出費をしてきました。義姉から頼まれた分もたっくさん。でもお金はもらっていないし、お返しだって一度もありません。
私がこうしていろいろしているのに、自分が損をしそうになると「不公平だ」と騒ぐその性格が理解できません。
しかも、私ははじめから予算を提案していました。
一度は了承してもらっています。それなのに今さら却下してきて、こちらが悪いような言い方。どこに私が責められる要素があるのでしょうか?
【後編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・物江窓香作画・ゆずぽん編集・石井弥沙
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