11月7日(木) 15:15
11月9日(土)・10日(日)、アクアイグニス仙台にて、防災・スポーツ・エンターテイメントを組み合わせた、「大望祭!楽しんでたら学べていた ~親子3世代で防災を~」が開催される。
自然災害の多い日本列島。今年は年始から能登半島地震をはじめ各地で規模の大きな地震が発生したり、本州を大型の台風が襲ったりするなど、災害関連のニュースが多い。日頃から「防災」に関する情報収集を行い、家族内で話し合っておくことが大切だ。
ただ、2023年に発表された、小学4年生~中学3年生の子どもを持つ保護者を対象にした「子どもがいる家庭の防災意識に関する実態調査(※)」によると、子どもの防災意識が低いと感じている保護者は全体の32.2%という結果に。理由として「自分事としてとらえられていない」という回答が最も多くみられたという。
また、子どもと防災について話し合えている家庭は全体の43.4%と、半数以上の家庭では子どもとの防災についての対話機会を創出できていない実態があるようだ。
アクティビティを通し防災知識を身に付けるそこで、今年9月1日『防災の日』に、プレイベントの「防災スポーツフェスタ in 仙台」を開催。イベントでは200名以上の参加者を集め、満足度は90%を超えた。
プレイベントの成功を基に、今回、本格イベントとして、家族が様々なアクティビティを通し、防災知識を自然に身につけることを目指した「大望祭!楽しんでたら学べていた ~親子3世代で防災を~」の開催が決定。防災専門会社や地域活性化団体が協力し、子ども連れの家族に加えシニア層にも向けて、防災とスポーツ、エンターテイメントを融合した楽しく学べるイベントとなっている。
「大望祭!楽しんでたら学べていた ~親子3世代で防災を~」を共催するのは、防災の専門会社・SAKIGAKE JAPAN、スポーツを通じた社会課題解決を目指すイースリー、地域イベントなどを通じて、地域の活性化と文化の発展に貢献する東北パフォーマンスネットワーク、そして津波の跡地に東北復興のシンボルとして建設された「アクアイグニス仙台」を運営する仙台reborn。4社が手を取り合い、災害がいつ起きても対応できる知識や技術を全身で楽しく学べる場、参加者が自然と防災知識を身につけられる場を設計した。
イベント会場は、東日本大震災で全てを失った藤塚地区に活気を取り戻すために設立された施設「アクアイグニス仙台」。東日本大震災から13年が経過し、復興への道を歩んでいるが、この地区の課題は未だ多く残されているという。4社は同イベントを通じて、地域への誘客を促進し、震災を経験した地域に再び賑わいをもたらすきっかけにしたいと考えているとのことだ。
[caption id="attachment_1239495" align="aligncenter" width="600"] タニラダー講習会の様子[/caption]
イベント当日は、足が速くなりたい子どもにオススメの「タニラダー講習会」や、シニア層を対象に、正しい姿勢や歩行方法を通して健康寿命を延ばすための運動習慣を学ぶ「フレイル予防講習会」を開催。現在、事前申込を受付中だ。
他にも、仙台市若林区の支援を受け、地元パフォーマーが生み出す活気あふれる大道芸や、豪華景品のあたる抽選会やジャグリング体験会などを楽しめる「仙台若林みんなのマルシェと大道芸」、東日本大震災の記憶が薄れつつあるなか、あらためて当時の教訓を振り返り、親子で参加できる防災体験を通して、災害時に役立つ知識や技術を実践的に学む「親子で防災体験」を実施。
防災士が選んだ防災グッズや防災食を展示し、必要なアイテムとその使い方を学んで、気になった商品をその場で購入できる「防災グッズ展示/即売会」や、サラブレットに乗って流鏑馬を体験できる「馬に乗って流鏑馬体験」、2日間のイベント体験や、ショップでの買い物でシールを貯めて、貯めたシールポイントでお菓子を掴み取りできる「シールミッションラリー」などにも注目だ。
「大望祭!楽しんでたら学べていた ~親子3世代で防災を~」に参加して、家族で楽しく防災について学んでみよう!
■「大望祭!楽しんでたら学べていた ~親子3世代で防災を~」開催概要
日時:11月9日(土)・10日(日)9:00~17:00
会場:アクアイグニス仙台
住所:宮城県仙台市若林区藤塚字松の西33-3
入場料:無料
※一部有料コンテンツあり
詳細・事前申し込み:https://pro.form-mailer.jp/lp/9edcad0b321328
(※)出典:株式会社明光ネットワークジャパン、2023年8月31日「子どもがいる家庭の防災意識に関する実態調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000071552.html
(佐藤ゆり)