【写真】リラの花のような柔らかい紫を使った「リラの花咲くけものみち」番組ロゴ
2025年2月1日(土)スタートの土曜ドラマ「リラの花咲くけものみち」(毎週土曜夜10:00-10:49、NHK総合)に出演する山田杏奈・當真あみ・萩原利久から舞台の地となる北海道ロケについてのコメントが到着。さらに役衣装となる獣医学生の実習用作業服を着た山田と當真、そして野鳥の観察をする時の衣装を着た萩原の姿が初公開された。
■「いのち」と向き合い「生きること」を見つめる物語
本作は、北海道の大自然を舞台に、「いのち」と向き合い獣医師を目指す元ひきこもり少女の不器用でいとおしい青春物語。第7回未来屋小説大賞に続き、第45回吉川英治文学新人賞をW受賞した原作を、連続テレビ小説「スカーレット」、ドラマ10「満天のゴール」の水橋文美江脚本、山田杏奈主演でドラマ化。次々に試練が訪れる「いのち」の現場で、訳あって引きこもっていた少女が、少しずつ成長し、ひたむきに“生きる意味”を見つけていくストーリーとなっている。
■山田杏奈「優しい気持ちになってもらえるドラマ」
――北海道ロケはいかがでしたか?
原作の舞台である北海道で撮影させていただけることはとてもありがたかったです。北海道パートの大半は江別市の大学で撮影しているのですが、エキストラとしてたくさんの学生さんたちにご参加いただき、皆さんの動物に対する思いをすごく間近で見させていただきました。生き物への理解が深まっている感覚があります。何より広大な景色の中で撮影できるというのはすごく気持ちがいいですし、うれしかったです。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
見た方に優しい気持ちになってもらえるようなドラマだなと思います。聡里を真摯(しんし)に演じて、人間と動物の触れ合いや、人間同士の関係など、しっかり伝わるようなドラマになっていたらいいなと思いますので、楽しみにしていただけたら幸いです。
■當真あみ「知らないことを知れることは楽しい」
――北海道ロケはいかがでしたか?
私は北海道に来ること自体が初めてでした。自然に囲まれた環境の中で、新鮮な空気を吸って、気持ちも入れ替わって、のびのびと撮影できたと思います。この作品に出演することがきっかけで馬の出産の動画などを見たりしました。
普段の生活の中ではあまり触れてこなかったことを知れて、勉強にもなりますし、知らないことを知れることは楽しいなって思いながら撮影しました。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
私自身が今まで生活してきて、ペットを飼うなどの経験もなくて、実際に大きい動物を見るというのはあまりありませんでした。命の尊さを知ることができる作品だと思います。自分が今まで食べ物としていただいていた命も、お世話をする人がもちろんいて、大切に育てられてきた過程がある。だからこそ、命の大切さを意識して生活する必要があると思いましたし、見た方にもそれが伝わるといいなと思います。
■萩原利久「土地や動物に接することでイメージが色づいていく感覚」
――北海道ロケはいかがでしたか?
ベタですけど、北海道は大きいなと思いました。文字で読んだりして、情報としては知っていましたが、実際に来て、目で見ると本当に実感する瞬間が多いと思いました。僕は割と現場で見たものだったり、触れたものからインスピレーションを得て、イメージを膨らませたりすることが多いのですが、土地の大きさや動物に接することで、台本で読んでいる時よりもイメージが色づいていく感覚が、現場ではより感じることができました。それを漏らさずに表現していきたいです。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
ドラマってフィクションではあると思うのですが、動物たちはフィクションでない部分もあるのかなと思っています。フィクションとノンフィクションの部分が入り交じっているドラマは多くはないと思いますし、またなかなかここまで動物というものにフィーチャーしたドラマも多くない気がするので、すごく新鮮に見てもらえるのかなと思います。北海道という素晴らしい環境を全て生して撮影しているので、楽しく見ていただきたいです。
■「リラの花咲くけものみち」あらすじ
春、北海道。見渡す限り原始林が広がり、初夏にはリラの花も咲き誇る白樺の並木道を、18才の岸本聡里(山田杏奈)は歩いていた。今日から大学で寮生活をしながら獣医学を学ぶのだ。3年前まで引きこもっていた聡里は、今は亡き犬のパールだけが友だちだった。しかし、見かねて聡里を引き取った祖母・チドリ(風吹ジュン)との生活で少しずつ立ち直り、今は、大好きな動物たちを救うため獣医師になろうと考えていた。
祖母と離れ、見知らぬ土地で一歩を踏み出した聡里にとっては、見るものすべてが新しい。初めて学ぶ獣医学、初めての共同生活、初めてのアルバイト。初めての友情、初めての恋。馬・牛などの「産業動物」や、犬・猫などの「伴侶動物」、飼い主や獣医師たちとの出会い、そして喜びも悲しみも分かち合える仲間たちとの出会い。だが、救いたくとも救える命ばかりではない。命が生まれる瞬間に心震えたかと思えば、無情な死が訪れ心が折れそうになる。時には命の選択を迫られることも。
逃げ出したくなったり、無力感にさいなまれたり、答えの出ない問いに悩んだり。次々に試練が訪れる「いのち」の現場で、頼りなかった聡里はゆっくり、少しずつ成長し、ひたむきに“生きる意味”を見つけていく。
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