11月6日(水) 4:40
多くの映画館では、外部からの飲食物の持ち込みは禁止されています。つまり、映画館の外で購入したものを劇場内に持ち込むことは、ルール違反に当たります。キャップのあるペットボトル飲料についても、劇場内に持ち込まないように明確に示している映画館もあります。気になる場合は、事前に映画館のホームページで調べるのも良いでしょう。
映画館が飲食物の持ち込みを禁止する主な理由は、大きく2点あります。
1点目は、観客全員が快適に映画を見られるようにするためです。自由に飲食物を持ち込んでしまうと、鑑賞中に食べている音が気になったり、匂いが気になったりすることもあるでしょう。場合によっては客同士のトラブルにもつながります。
2点目は、映画館の収益を下げないようにするためです。映画館の経営においては映画鑑賞のチケットだけではなく、売店での売り上げも重要な収入源になります。
このように、収益を得つつ清潔で快適な鑑賞環境を保ちやすいように、映画館では外部からの飲食物の持ち込みを禁止しているのですね。
大手映画館とコンビニで販売されているホットコーヒーの価格を比較してみましょう。
【大手映画館】
・109CINEMAS:税込430円
・イオンシネマ:税込450円(Mサイズ)
【コンビニ】
・セブン-イレブン:税込121円(Rサイズ)
・ローソン:税込190円(Mサイズ)
確かにコンビニのほうが安く、映画館で同じ飲み物に数倍の値段を払うのは高く感じるかもしれません。ただし、映画を見ながら飲むという目的で、あらかじめコンビニの飲み物を買って持ち込むことは明らかなルール違反です。
そのような意図がなくて、「飲みきれなかったから持ち込みたい」というケースもあるかもしれません。ただし、飲み残した少量のコーヒーであっても、外部からの持ち込みは迷惑行為とみなされることもあります。上映前に飲み切る、残った分は破棄するなどして、外部で購入したものを持ち込まないようにする姿勢が大切です。
何か特別な事情がある場合は、無断で持ち込まずに映画館のスタッフに相談してみましょう。事前にトラブルを避けられるかもしれません。
映画を見る前にコンビニで買ったコーヒーを持っているときは、上映前に飲み終えるようにするなど、館内に持ち込まない対応が望ましいです。たとえ少量であっても、外部で購入したものは勝手に持ち込まないようにしましょう。映画鑑賞中に飲み物を楽しみたい場合は、映画館内で買ったものだけ飲食してください。
「自分ひとりなら大丈夫」「バレなければ問題ない」と思わずに、ほかの人にも配慮した行動を心掛けることが大切です。映画館で快適に映画を楽しむためにも、ルールを守りましょう。
TOHO CINEMAS 飲食物の持ち込みはできますか?
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執筆者:山田麻耶
FP2級
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