11月6日(水) 11:45
角膜疾患の治療や屈折矯正手術、白内障手術などに長年携わってきた、岡本眼科クリニックの院長・岡本茂樹氏の書籍『若い頃より良く見える眼を手に入れる リフラクティブ白内障手術』が、3月に幻冬舎から発行された。
岡本眼科クリニックは、同書の出版をきっかけに公式サイトをリニューアル。コラムページを新設し、同書のダイジェストを公開中だ。
白内障手術の課題白内障は、目の中でレンズの役目をしている水晶体が白く濁って光を通しにくくなり、視力が落ちていく病気。早い人では50歳頃から出現し、80代ではほとんどの人に起こるといわれている。
一度白濁してしまった水晶体は、薬などでは元に戻すことができない。そのため、視力回復のためには手術で水晶体を取り除き、人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入する。これが白内障手術だ。
白内障手術の手術時間は約15分程度で、日帰りで行うのが主流になりつつある。こうしたことから、白内障手術は簡単な手術だと思われがちだが、実際には手術によって視力が上がったにもかかわらず、術後の見え方に問題が生じてしまうケースが後を絶たないのだそう。
これは技術的な意味での手術の成功が、必ずしも患者にとって理想的な見え方になるとは限らないことを意味している。
求める見え方を叶える「リフラクティブ白内障手術」
「リフラクティブ」とは屈折矯正の意で、屈折矯正手術の視点で白内障手術を行うのが「リフラクティブ白内障手術」だ。
岡本眼科クリニックでは、手術前に患者の仕事や生活の様子を細かく聞き取り、最新の検査・治療機器を駆使して、近視・遠視・乱視や老眼といった患者の屈折異常を同時に矯正するワンランク上の白内障手術「リフラクティブ白内障手術」を実施。この手術は、Refractive Surgery(リフラクティブ・サージェリー)と呼ばれる屈折矯正手術と白内障手術を高いレベルで融合させたものだという。
岡本氏は、白内障とその手術に関して正しい知識・必要となる知識を伝えるために、『若い頃より良く見える眼を手に入れる リフラクティブ白内障手術』を執筆した。
一人でも多くの人が白内障手術についての正しい知識をもち、術後の見え方、屈折状態を白内障手術で正しく矯正することを目指す「リフラクティブ白内障手術」によって若い頃以上に快適でクリアな視界を得て、長い人生を後悔なく過ごすことができるようにとの思いが込められている。
同書は、第1章「理想との大きなギャップで手術後の見え方に満足できない白内障患者たち」、第2章「求めていた快適な視界を手に入れるワンランク上の治療法 リフラクティブ白内障手術とは何か」、第3章「白内障と診断されたら知っておきたい手術の予備知識」、第4章「レーザー、術中眼内レンズ測定、拡張現実デジタルガイド……先端機器を使用したリフラクティブ白内障手術で眼が若返る!」、第5章「人生100年時代、白内障手術を機にさらに人生を豊かにする50歳からの50年を快適な眼で生きるために」という構成だ。
コラムページで書籍のダイジェストを公開
現在、岡本眼科クリニックの公式サイトでは新設したコラムページにて、同書のダイジェストを公開中。
コラムページでは、章を分けることで1つの記事が長くなりすぎることのないよう、書籍の内容を再編集して掲載。白内障について調べているより多くの人に、書籍で解説している「正しい治療」について伝える内容となっている。
岡本眼科クリニックは、愛媛県松山市にある眼科医療の専門機関。徹底した検査と医療技術を駆使して、良質なホスピタリティにより眼の健康をサポートする。
詳細な検査で患者一人ひとりの眼の状態を正確に把握し、なるべく心身に負担のない治療法を選択、しっかりと視力や症状の改善に向かうことができるように、職員が力を合わせあたたかい心で治療することを目指している。
眼科医療は日々進化しているが、同院ではそれに対応するべく眼科手術に積極的に取り組み、多焦点眼内レンズを使用した老眼や白内障の治療、屈折矯正手術、難治例に対する角膜移植などを行ってきた。その豊富な実績により、患者から確かな信頼を得ているそう。
これからも最新の医療機器を駆使した治療に、患者第一のホスピタリティをそえて、「クオリティ オブ ビジョン」からはじまる「クオリティ オブ ライフ」の実現に取り組んでいきたいとしている。
■若い頃より良く見える眼を手に入れる リフラクティブ白内障手術
出版社:幻冬舎
価格:1,760円(税込)
岡本眼科クリニックHP:https://www.eyecenter.or.jp
(Higuchi)