奈緒“ほこ美”が玉森裕太“海里”を抱きしめて告白、切なくて感動する第1章フィナーレ<あのクズを殴ってやりたいんだ>

ほこ美(奈緒)が海里(玉森裕太)に告白する/(C)TBS

奈緒“ほこ美”が玉森裕太“海里”を抱きしめて告白、切なくて感動する第1章フィナーレ<あのクズを殴ってやりたいんだ>

11月6日(水) 18:39

ほこ美(奈緒)が海里(玉森裕太)に告白する
【写真】スパーリングに挑むほこ美(奈緒)

奈緒が主演、Kis-My-Ft2・玉森裕太が共演する火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第5話が11月5日に放送された。海里(玉森)のつらい状況を理解し、自分の気持ちをまっすぐにぶつけるほこ美(奈緒)。物語の始まりとは印象が変わる「殴ってやる」の言葉が感動的に響き、第1章完結となった。(以下、ネタバレを含みます)

■完全オリジナルで描くガチンコボクシングラブコメディー

同ドラマの主人公は、結婚目前に“クズ”な彼氏の浮気が発覚して破局。そんな人生どん底のタイミングで金髪の謎の男に出会い、それをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始めることに。ボクシングも恋愛も、痛くても立ち向かいぶつかり合う、ボクシングラブコメディーとなる。

奈緒は、真面目で真っ直ぐな性格を持つ市役所勤めをする29歳の主人公・佐藤ほこ美を、玉森は、昼はカメラマンとして働き、夜はバーテンダーのアルバイトをしている葛谷海里を演じる。


■前に進もうとする海里だが周囲が許さない…

「もう、こっち入ってくんな!」と悲しい叫びを向けられたほこ美。ゆい(岡崎紗絵)から「気にしない、気にしない。あいつね、素直じゃないから」と言われ、落ち込みつつもボクシングを続けた。サンドバッグに海里をイメージした“クズクズもへじ”の絵を貼りつけ、ゆいから許されたスパーリング練習にも挑む。

一方、海里はボクシングジム会長の羽根木(渡部篤郎)がわざと残していった憧れの先輩で自分との対戦試合をきっかけに命を落とした大地(大東駿介)の日記に書かれていた「前に進む」という言葉、またほこ美のおせっかいもあって、カメラの仕事に力を入れて、少しずつ歩みを進めようとする。

だが、ボクシングを反対していた実の父である議員の富岡(橋本じゅん)も、大地の遺族もそれを許してはくれなかった。勇気を振り絞って訪れた大地の7回忌。土下座して「許されるとは思っていません。大地さんのことは一生忘れません。ただ、僕は前に進もうと思っています。真面目に働いて、これからは大地さんに恥ずかしくない生き方をしたいと思っています」と言うが、自分に靴をぶつけるほどの怒りをまだ抱える姿を目の当たりし、ほこ美に促された写真コンテストの応募を取り下げることに。また、他の撮影の仕事は、どこからか海里の過去がもたらされ、キャンセルになった。


■ほこ美「私が殴ってやります!」

同居人の悟(倉悠貴)や女の子たちとカラオケに行き、泥酔する海里。そこに、ほこ美が駆け付けた。「余計なお世話」「おせっかい」、挙げ句に「こっち入ってくんな」と言われても、1人で背負い、乗り越えようとし、戦い続けてきた海里を、やっぱりほおっておけなかった。

「私に何ができるか、ずっと考えてて」と言うほこ美に、「じゃ、やらせてよ」と悪態をつく海里。すると、ほこ美は去ろうとした海里の腕を取り、「いいよ、行こ」とホテルに向かった。

「ちょろすぎ、こんなとこまで来て。だから男にだまされんだよ」と海里。ほこ美は「だまされてもいい。私、知ってるから。あなたが必死にもがいていることを」と語り掛ける。

ほこ美のまっすぐな思いに触れ、海里は「前に進もうとするたびに思い知らされる。どんなに悔やんでも悔やんでも…悔やんでも、時間は戻せない」と涙をこぼしながら思いを吐き出した。

ほこ美はそんな海里を後ろから優しく抱きしめ、「世界中の人があなたのことを何と言おうと、私がそばにいます。味方でいます。だから、自分を壊さないで。それでも前に進まなきゃいけないときは、私があなたを殴ってやります。あなたのことが好きだから」と告げた。

「殴ってやる」。初めは海里がクズだと思ったから、そう言ったほこ美。けれども、ボクシングを始めて、海里から教わったボクシングは「相手を敬うスポーツ」で「同じだけ苦労してきた相手を尊敬する。だから全力でぶつかって、殴るに値する」ということ。単に復讐するために“殴る”ではない気持ちが、いまのほこ美の言葉には込められていた。

切なくて、でも温かい、ほこ美の告白。SNSには「好きだから殴るは相手を敬ってるからこそなの泣けてしょうがない」「ほこ美ちゃん、殴る意味が変わったね!」「守りますじゃなくて殴りますなのかわええ。ほこ美ちゃんしか言えん」「エモイ、エモすぎる」「ほっこー強い」といった感想が並び、タイトル略称の「#あのクズ」が日本トレンド1位になる反響となった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部



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