9割が「良い影響があった」と回答。会社員1200人にリスキリングの実態を調査

9割が「良い影響があった」と回答。会社員1200人にリスキリングの実態を調査

9割が「良い影響があった」と回答。会社員1200人にリスキリングの実態を調査

11月5日(火) 11:10

ビジネスチャット「Chatwork」や業務プロセス代行サービス「Chatwork アシスタント」等を提供するkubellは、同社が運営する、総合ビジネスメディア「ビズクロ」にて、国内在住の20〜50代の会社員1,203名を対象に、リスキリングの実態アンケート調査を実施しました。

■調査実施の背景

人手不足が嘆かれる現代では、生成AI等の台頭によって一部業務の自動化が進んでいるものの、数多くの企業で、慢性的な人手不足が課題となっています。

また、日本の労働生産性はOECD加盟国である38ヶ国中31位と諸外国と比較し、低い水準で推移しているのが現状です。

その中で、知識・スキルの獲得を目的とした、「リスキリング」に注目が集まっており、DXを推進するためのひとつのキーワードとなっています。

経済産業省の主導で「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」が2023年より本格的に始動したことからも、国をあげてリスキリングに力を入れていることがわかります。

出典:経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」

■リスキリングを知らないと回答した人は64.4%

民間企業だけでなく、政府が主導して支援制度を設けるなど、注目されているリスキリングですが、同調査の「リスキリングを知っていますか?」の問いには、64.4%が「知らない」と回答しています。

国の注力度合いとは裏腹に、過半数がリスキリングとは何かを知らず、関心度の低さがうかがえる結果となりました。

■リスキリングはしたいが、「学習時間の確保」がネックに

さらにリスキリングを「知っている」と回答した人に対し、「リスキリングに取り組みたいと思うか」と質問をしたところ、「興味はあるが取り組めていない」と回答した人が40.0%に達し、2.5人に1人が、興味があるにもかかわらず何らかの理由で取り組めていないことがわかります。

また、「リスキリングに取り組めていない理由」として最も多かったのが、「学習時間の確保が難しい(32.2%)」。そのほか「習得すべきスキルがわからない(24.6%)」「金銭的な余裕がない(19.9%)」「どこで学べばいいか分からない(15.8%)」といった理由が続きました。

■リスキリング経験者の9割が「キャリアへの好影響」を実感

リスキリングに「すでに取り組んだ」「現在取り組んでいる」人に対して、「リスキングに取り組んで良かったと思っていますか?」と質問したところ、91.6%の人が「リスキリングに取り組んで良かった」と回答。リスキリング経験者のほとんどが、キャリアへの好影響を実感していることがわかります。

リスキリングに取り組んで得られた具体的な変化・影響の質問には、38.9%の人が「業務の幅が広がった」と回答しており、キャリアの幅が広がるなどの影響を実感。

19.5%の人が「昇給・昇格した」と、収入アップにつながったとみられる回答もありました。

■調査概要

・アンケート実施期間:2024年9月12日〜9月13日

・調査対象:国内在住の20歳から59歳までの男女

・有効回答数:1,203名

・調査機関:「ビズクロ」(運営元:kubell)

・調査方法:セルフ型アンケートツール(サーべロイドを利用)

(エボル)

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