前回からの続き。私はエミリ。住宅街の一軒家に夫のトモキと息子のヤマトと一緒に住んでいます。閑静な住宅街で落ち着きがあり、内覧のときもご近所さんの印象がよくて決めました。ところが引っ越ししてしばらくすると、隣の家のおばあちゃんが亡くなりました。更地になった隣の土地に分譲住宅が建ち、新たにお隣さんが引っ越してきたのです。やんちゃでいたずらばかりのタケルとケントのきょうだい。あまりにひどいのでまだ話がわかりそうな奥さんと直接話すことにしました。
奥さんはゴミを捨ててさっさと立ち去ろうとしますがそうはさせません。私は半ば立ちふさがる形で奥さんを立ち止まらせました。
住宅街に響いた大声。近所の人たちが不安そうにこちらを見てきます。ゴミ捨て場はお互いの家のすぐそばにあります。私の大声を聞きつけたためか、お隣さんの家からタケルとケントが出てきました。「おい、お母さんをいじめるなよ」「やっぱりあのババア頭がおかしいんだ」と私に向かって暴言を吐きます。
タケルもケントも、自分たちが悪いことをしている自覚はやはりなさそうです。そのうえ、また私を「ババア」呼ばわり。なぜこんなに話が通じないのだろう、とイライラしました。そのとき、奥さんから驚くような言葉が飛び出しました。
今までは私との感覚の違いに話が通じない人だと思っていたのですが……。今日は違った一面が見えました。
今までずっと「やんちゃなきょうだいに甘い母親」という印象で奥さんを見てきましたが、違うのかもしれません。私が怒りをぶつけたのも要因でしょうか。
なぜ奥さんが今まできょうだいを叱ってこなかったのかはわかりませんが、今後の対応を見守りたいと思いました。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・もえこ作画・魚師編集・塚田萌
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